連載「私の本」

私の本 出口治明さん ▶︎▷01
 僕がライフネット生命を開業したのはいまから10年前のことです。社長から会長となり、10年間経営に携わってきましたが、売上が100億円の大台に乗り営業キャッシュフローが40億円を超えたので、34歳の大
私の本 白井 聡さん
『永続敗戦論』が3・11を契機に書かれたとすれば、『国体論 菊と星条旗』は、2016年の今上天皇の退位に関する「お言葉」への私なりの回答ということができると思います。  あの「お言葉」は「私は象徴天皇
私の本 白井 聡さん
 日本は、どうしたら「戦後の国体」(=特殊な対米従属体制)から脱することができるのでしょうか。  おそらく、敗戦と同じくらい痛い目にあわないと無理なのではないかと、残念ながら私は思っています。  本来
私の本 白井 聡さん
 私の近著『国体論 菊と星条旗』は、明治維新から現在に至るまでの近現代史を「国体」という視点を通して論じたものです。  戦前の国体とは、「万世一系」の天皇が家長で、臣民はその子供であるという共同体の形
fukuokasan
 顕微鏡を自作したレーウェンフックは、オランダのデルフトという街に1632年に生を受けました。  じつはこの年の同じ月、しかもレーウェンフックの家から100mも離れていないところに、画家フェルメールが
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 科学を勉強するのに最も有効なのは、科学史を学ぶことだと思います。  科学がどうやって発展してきたかというその筋道を知れば、無味乾燥に感じられがちな科学の知識も、立体的に見えてくるからです。  現在は
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 幼い頃の私は、昆虫少年でした。虫がとにかく大好きで、捕虫網を振り回して、野山や川で昆虫採集ばかりしていたんです。  自然のメッセージを体現している昆虫の色やフォルムに、完全に魅了されてしまって、友達
若松英輔さん
「読む」「書く」というのは、人にとって根源的な営みです。  本当の意味で「書く」ことに出会ったのは、大学生の頃でした。  上京してまもなくの頃です。井上洋治神父が、毎週日曜日に自宅で行うミサに参加する
若松英輔さん
 内村鑑三は、「近代日本を代表するキリスト思想家」あるいは、「教会や儀式を否定する無教会主義者」とよく語られます。  これらも誤りではありませんが、こうした言葉が部分的に映るほど大きな人物でもあります
若松英輔さん
 16歳まで、僕は2冊しか本を読んだことがなかったんです。  学校の課題図書だった、坂本龍馬と同じシリーズの田中正造の伝記です。  そんなほとんど本にふれない生活が一変したのは、高校に入学してひとり暮