書店員さん おすすめ本コラム

毎週金曜日更新。全国の書店員さんが、気になる単行本や文庫を紹介してくれます。

byakuyakou
 味噌汁の鍋を火に掛けると唐沢雪穂を必ず思い出す。『白夜行』東野圭吾(集英社文庫)の主人公の一人だ。噴きこぼれた鍋をどうしたのかが、彼女の正に人生の分かれ道だったんだなあと思いを馳せる。
kohaku
 新しく時代が動くときは猛烈なエネルギーを必要とするものだ。それは「大衆の流れ」でもあり「強烈な個人」でもある。
ルビン
 今回は私の心のベストテン、ナウ&フォーエバーの作品を紹介したい。
ぱでぃんとん
 少しずつ寒くなってきた。外で遊ぶのも楽しいけど、暖かい部屋の中で温かいお茶を飲みながら大好きな本を読む時間が格別に楽しくなってくる。  今回は、普通に暮らしている人々のところに、ある日突然、動物やロ
ぎっちょんちょん
 早いものでもう年末、飲み事の多い季節がやってきました。いい気分に酔っ払って家路につき、その日起きた出来事や話した事に思いを馳せながら本をめくる事ができる、幸せな季節です。今日は、帰ってもう一杯飲みな
人間の大地
 ページを捲ると、遠く知らない土地。頬を撫でる乾いた風や人々の息づかいを感じ、人生のスパイスとしてあなたの感性をぴりっと刺激してくれる、そんな本はいかがですか?
なんかのゆめ
『南柯の夢』は元監察医の著者ならではの切り口と登場人物によるメッセージが心に響き毎回号泣してしまう。 書店員名前 明正堂アトレ上野店(東京) 増山明子さん 講談社ノベルス ◎『南柯の夢』椹
スキンコレクター
シリーズ最新作『スキン・コレクター』では、登場人物達と再会出来た喜びを噛みしめる。 書店員名前 正文館書店知立八ツ田店(愛知) 清水和子さん 文藝春秋  心から大変尊敬している人物がいる。
ぼくは漫画大王
「華文ミステリ」という名称を目にして、それが中国語で書かれたミステリであるとご存知の方はごく少数だろう。また、台湾の皇冠文化出版が島田荘司に協力を仰ぐ形で創設した、公募の華文ミステリ文学賞があること
きょうの日は、さようなら
 世の中には色々な形をした家族がある。ひと括りにはできないが、そのいくつかを紹介したい。テーマは「押し付けないけど想い合う家族」。
弥栄の烏
市川拓司さん『MM』のラスト、彼らの仕掛けた大博打は誰もが夢見る大舞台だ。
センセイの鞄
 お酒と本とおつまみ、私の三種の神器です。本もおつまみも甘いだけじゃなくしょっぱいところもある、甘さとしょっぱさがお互いを引き立てるようなものがぐいぐいお酒が進みます(笑)。今日はシンプルなのに読み
拡散忌望
 怖い話が好きだ。ホラー小説とか映画とか。テレビで心霊特番とか本当にあった怖い話とか放送されれば、録画してまで観てしまう。  もちろん普通に文芸書も大好きだが、好きなホラー作家さんの新刊が出ると、読
林檎の樹
『林檎の樹』(ゴールズワージー著)を読み始めた当初は、 この本がその後人生最高の本の一冊になるとは思いませんでした。
コハルノートへおかえり
『コハルノートへおかえり』(石井颯良著)は、 香りが漂ってきそうな、読むと癒される作品ですよ。
血の弔旗
 アウトローやオフビートな小説は、えげつない描写や目を背けたくなる場面が多々ある。しかしそれは紛れもなくこの世界で起きている出来事であり事実であり、実は日常なのだと思う。そのような描写でしか表すことの
時計館の殺人
 二〇一七年は、いわゆる〈新本格ミステリ〉の嚆矢である、綾辻行人『十角館の殺人』が刊行されてから、ちょうど三十年。中学・高校時代に、続々とデビューする若手新人作家を中心とした〈新本格〉ブームの直撃を受