江國香織

 日本語を学習し、職を得て来日する米国人青年の京都での暮らしを描く。第二回京都文学賞を満場一致で受賞した中篇は、日本語を母語としない著者によって書かれた。  この物語に用いられているのが「きみ」という二人称であることを、この本をはじめてひらくだれもが冒頭で理解し、同時にこの人称に、物語をつらぬく芯のようなものがあると直
◎編集者コラム◎ 『扉のかたちをした闇』江國香織、森 雪之丞
日本の短詩系文学には古来からの「歌仙」という形式があります。単独作家の俳句ではなく、数人の作者が次々にリレーして一巻三十六句を織り成す。現代では大岡信・岡野弘彦・丸谷才一が「歌仙」を巻いています。楽しい「座の文学」。では、詩というジャンルではどうでしょう。
江國香織と読書会 『旅ドロップ』のはるかな世界へ── byみんなの読書会
 直木賞作家の江國香織さんと、本について語り合う「読書会」が開催されることになりました!  課題本は『旅ドロップ』(江國香織 著)。いきあたりばったりの旅先で出合った、特別な場所、人、動物、食べ物、そ
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 ◎編集者コラム◎ 『旅ドロップ』江國香織  この小さな本には、37篇のエッセーと三篇の詩が収められています。テーマは〈旅〉。  そのうち3ページほどの短い(でも軽やかなのに濃密な)36篇のエッ
江國香織さん 『彼女たちの場合は』
アメリカを旅する日本人少女  読み進めながら、すっかり彼女たちと一緒にアメリカを旅している気持ちになっていた。それくらい、各地の景色や食事や街の空気感、出会う人々の個性がありありと伝わってくる。江國