新刊エッセイ

額賀 澪『タスキ彼方』
戦時下に開催された〝靖国神社にゴールする箱根駅伝〟 2024年1月、第100…
花田菜々子『モヤ対談』
会いたい人に会うことは 若い頃に読んだ本で、なぜか忘れられないエピソードがあ…
真山 仁『失敗する自由が超越を生む 量子物理学者 古澤明の頭の中』
夢を形にするメソッドの全てを凝縮 あんまり騒ぐと運命の女神が逃げてしまうかも…
辻堂ゆめ『山ぎは少し明かりて』
揺らぐふるさとと憧れ ふるさとという言葉に妙に惹かれていた。小学生の頃から。…
呉 勝浩 『Q』
夜と夜明けのあいだ、県道は青白いというよりどす黒い 前作の『爆弾』が思いのほ…
内田洋子『見知らぬイタリアを探して』
どんな色にも物語がある。色を巡る旅で、知らなかったイタリアと会う。 コロナ禍…
鈴木るりか『星に願いを』
自分ですら不可解な感情──アンビバレンスを描きたかった。 人生は、ゆるす、ゆ…
原田ひ香『喫茶おじさん』
小説『喫茶おじさん』ができるまで 意外とよくあることなのですが、こちらの原稿…
志水辰夫『負けくらべ』
アナログ世代の成れの果て 小説を書きはじめて40年になる。デビューしたのは1…
最所篤子『イスタンブル、イスタンブル』
物語の力 『イスタンブル、イスタンブル』の訳出のお話を頂いたとき、じつは迷い…
一本木 透『あなたに心はありますか?』
人間という名の「ブラックボックス」 AIに心は宿るのか、心を持ったらどうなる…
井上真偽『ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編』『ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編』
作業見積もりが甘すぎる どうも作業見積もりが甘いらしい。本作を執筆したきっか…
川副智子『アリとダンテ、宇宙の秘密を発見する』
人を愛せることはすばらしい 英語で書かれた原書の冒頭の一段落を読んだだけで、…
古内一絵『百年の子』
『百年の子』に寄せて 『百年の子』は、学年誌百年に挑んだ作品です。実は学年誌…
宇佐美まこと『鳥啼き魚の目は泪』
消えゆくものと残るもの この小説は、ある落日の華族を描いたものです。明治維新…
青山七恵『前の家族』
残り滓の逆襲 2020年の初頭、横浜港に入港したダイヤモンド・プリンセス号に…
はらだみずき『太陽と月 ジュニアユース編』
〝サッカー〟をわざわざ小説で読む必要なんてあるのか? 最近の僕は、プレミアリ…
増山 実『百年の藍』
過去と現在の糸で紡がれたジーンズの物語 初めてジーンズを目にした時のことを覚…