新刊エッセイ

鈴木るりか『星に願いを』
自分ですら不可解な感情──アンビバレンスを描きたかった。 人生は、ゆるす、ゆ…
原田ひ香『喫茶おじさん』
小説『喫茶おじさん』ができるまで 意外とよくあることなのですが、こちらの原稿…
志水辰夫『負けくらべ』
アナログ世代の成れの果て 小説を書きはじめて40年になる。デビューしたのは1…
最所篤子『イスタンブル、イスタンブル』
物語の力 『イスタンブル、イスタンブル』の訳出のお話を頂いたとき、じつは迷い…
一本木 透『あなたに心はありますか?』
人間という名の「ブラックボックス」 AIに心は宿るのか、心を持ったらどうなる…
井上真偽『ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編』『ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編』
作業見積もりが甘すぎる どうも作業見積もりが甘いらしい。本作を執筆したきっか…
川副智子『アリとダンテ、宇宙の秘密を発見する』
人を愛せることはすばらしい 英語で書かれた原書の冒頭の一段落を読んだだけで、…
古内一絵『百年の子』
『百年の子』に寄せて 『百年の子』は、学年誌百年に挑んだ作品です。実は学年誌…
宇佐美まこと『鳥啼き魚の目は泪』
消えゆくものと残るもの この小説は、ある落日の華族を描いたものです。明治維新…
青山七恵『前の家族』
残り滓の逆襲 2020年の初頭、横浜港に入港したダイヤモンド・プリンセス号に…
はらだみずき『太陽と月 ジュニアユース編』
〝サッカー〟をわざわざ小説で読む必要なんてあるのか? 最近の僕は、プレミアリ…
増山 実『百年の藍』
過去と現在の糸で紡がれたジーンズの物語 初めてジーンズを目にした時のことを覚…
若松英輔『光であることば』
本の森に射す光 十六歳までは、ほとんど本を読んだことがなく、国語の成績は五段…
こざわたまこ『教室のゴルディロックスゾーン』
教室の外のゴルディロックスゾーン 学校だけがすべてじゃない。教室の外にだって…
米津篤八『不便なコンビニ』
都市の闇を照らす人間ドラマ コンビニというのは、なぜあれほど魅力的なのだろう…
武田綾乃『なんやかんや日記 京都と猫と本のこと』
 この小説丸で二年半ほど連載していたエッセイが、ついに本になった。今までもエ…
小佐野 彈『ビギナーズ家族』
停止線ギリギリまで 『ビギナーズ家族』は僕にとって6作目の小説であり、歌集も…
月村了衛『香港警察東京分室』
作品執筆に至るまでの数奇な経緯 何を隠そう、『香港警察東京分室』は小説家デビ…