新刊エッセイ

増山 実『百年の藍』
過去と現在の糸で紡がれたジーンズの物語 初めてジーンズを目にした時のことを覚…
若松英輔『光であることば』
本の森に射す光 十六歳までは、ほとんど本を読んだことがなく、国語の成績は五段…
こざわたまこ『教室のゴルディロックスゾーン』
教室の外のゴルディロックスゾーン 学校だけがすべてじゃない。教室の外にだって…
米津篤八『不便なコンビニ』
都市の闇を照らす人間ドラマ コンビニというのは、なぜあれほど魅力的なのだろう…
武田綾乃『なんやかんや日記 京都と猫と本のこと』
 この小説丸で二年半ほど連載していたエッセイが、ついに本になった。今までもエ…
小佐野 彈『ビギナーズ家族』
停止線ギリギリまで 『ビギナーズ家族』は僕にとって6作目の小説であり、歌集も…
月村了衛『香港警察東京分室』
作品執筆に至るまでの数奇な経緯 何を隠そう、『香港警察東京分室』は小説家デビ…
椹野道流『祖母姫、ロンドンへ行く!』
『祖母姫、ロンドンへ行く!』発行によせて ついに。ついに、「#祖母ロン」こと…
一色さゆり『カンヴァスの恋人たち』
あなたのままで大丈夫 はじめまして。筆者の一色さゆりと申します。ついに刊行さ…
トイアンナ『ハピネスエンディング株式会社』
愛されずに育ったすべての子どもたちへ告ぐ 「私は、愛されずに育ったんです」そ…
あさのあつこ『神無島のウラ』
神話と現実と トカラ列島の真ん中に位置する悪石島。そこに渡るために鹿児島港か…
吉村栄一『坂本龍一 音楽の歴史 A HISTORY IN MUSIC』
目を瞑って、龍をなでる。『坂本龍一 音楽の歴史』について 2009年ぐらいか…
岩井圭也『完全なる白銀』
「冬のデナリを登る人」 「女性と登山」という組み合わせを着想した原点は、おそ…
相場英雄『覇王の轍』
素朴な疑問が出発点 〈こんなビジネスモデルで、どうやって経営を続けていくんだ…
黒田小暑『ぼくはなにいろ』
「私」が生まれる前のこと 私が15歳のときに、私は生まれた。それまでの私は、…
前川仁之『逃亡の書 西へ東へ道つなぎ』
アース・シェアリングに向けて スペイン南部アンダルシア州の州都セビーリャから…
麻宮 好『恩送り 泥濘の十手』
走る子ども 塾講師として働いていると、子どもの発言に度々驚かされる。今年の夏…
穂村弘『短歌のガチャポン』
それはもう限界超えたマイケル踊り 朝、ハイヒールの会社員らしい女性が、駅の通…