新刊エッセイ

長崎尚志『キャラクター』
十年、二十稿のシナリオから生まれた小説 画力は抜群だが、マンガ家として一本立…
佐々木裕一 『義士切腹 忠臣蔵の姫 阿久利』
忠臣蔵の執筆は時代小説作家の義務 題名は、ある編集者さんから言われた言葉です…
遠田潤子『緑陰深きところ』
二人の旅が皆様の心に残りますように。 高校生の頃、文化祭で有志が上映した「真…
東川篤哉『新 謎解きはディナーのあとで』
コロナ禍はミステリではありません このたび『新 謎解きはディナーのあとで』が…
関口英子『戻ってきた娘』
岩に咲く一輪の花 「13歳のとき、もう一人の母親のことはわたしの記憶になかっ…
辛酸なめ子『電車のおじさん』
おじさんだらけの日本で、おじさんへの応援と感謝を込めて……  日本の平均年齢…
一木けい『9月9日9時9分』
いつも言葉を探している 「嫉妬」と「埃」の区別がつかない。どちらのタイ語も無…
手嶋龍一『鳴かずのカッコウ』
無名の諜報機関に降臨した若者 旧知の英国人が一か月に及んだ日本滞在を終えて帰…
宮﨑真紀『おばあちゃん、青い自転車で世界に出逢う』
90歳のおばあちゃん、哲学の旅  メキシコのオアハカ…
三浦裕子『リングサイド』
熱くて真剣でおかしくて切ない 台湾の若手作家、林育徳の『リングサイド』は、プ…
幸村しゅう『私のカレーを食べてください』
私の体は、カレーで出来ている  小食で好き嫌いが多い…
西川美和『スクリーンが待っている』
旅の記録  2015年の秋に佐木隆三さんが亡くなった…
仙川 環『処方箋のないクリニック』
北風ではなく太陽を  飲み会などで出る血液型性格診断…
辻堂ゆめ『十の輪をくぐる』
祖父の日記と、祖母の方言  2016年9月、母方の祖…
真梨幸子『聖女か悪女』
さあ、今こそデトックスしましょう  気がつけば、作家…
相場英雄『アンダークラス』
現実を直視せよ 『震える牛』の田川警部補シリーズは本…
河治和香『ニッポンチ! 国芳一門明治浮世絵草紙』
江戸っ子とは馬鹿の代名詞なり  ……と、川口松太郎は…
乙武洋匡『ヒゲとナプキン』
「誰かの物語」から「私の物語」へ  これまでも小説は…