新刊エッセイ

『今、出来る、精一杯』新刊エッセイ
小説との距離感 今回、小説というものを初めてきちんと書いた。過去何度か「小説…
中山七里『人面島』
赤面『人面島』 前作『人面瘡探偵』を上梓した際、ありがたいことに早速続編のオ…
高殿 円『コスメの王様』
故郷・神戸を舞台にした、華やかな物語を書きたかった 故郷の神戸をがっつり舞台…
直島 翔『恋する検事はわきまえない
龍之介を心の支えにしたのだが 芥川龍之介は「或る」に特別な思いを持っていたの…
藤谷 治『ニコデモ』
足跡をたどる ──『ニコデモ』について── どんな家にも、遠い親戚にまつわる…
錦見映理子『恋愛の発酵と腐敗について』
恋愛というレッテル 三十代まで、「恋」とは男女の性愛のことだと思っていた。異…
窪 美澄『朱より赤く 高岡智照尼の生涯』
鮮烈な人生を生きた彼女のその先にあるもの 智照尼の人生を描いてみませんか。担…
風 カオル『名前だけでもおぼえてください』
あわよくば読んでください 今回執筆した『名前だけでもおぼえてください』は、漫…
河﨑秋子『絞め殺しの樹』
子鹿の死に方と死なない白猫 よくある話で恐縮だが、動物が死ぬ話に弱い。嫌いで…
吉野弘人『ゴルファーズ・キャロル』
講釈師見てきたような嘘をつく 除夜の鐘と同じ数を叩く典型的な煩悩ゴルファーだ…
小野寺史宜『ミニシアターの六人』
雨の銀座でミニシアター 大きなことは何も起こらないが。僕の小説を説明するとき…
吉川 凪『世界でいちばん弱い妖怪』
キム・ドンシク、悪魔と取り引きした作家 世界でいちばん弱い、白いピラミッドみ…
ツチヤタカユキ『前夜』
前夜前夜 『YouTube は元々、出会い系サイトだった』という話が好きだ。…
高見 浩『陪審員C-2の情事』
『陪審員C-2の情事』の味わい 人間だれしも──聖人君子でない限り──人生の…
今野 敏『ボーダーライト』
21年ぶりのオズヌ降臨 『ボーダーライト』には、呪力をあやつる謎の高校生が登…
佐野 晶『毒警官』
呑み会の天使たち 自宅のテーブルの上に、いかにも刷り立ての真新しい〝毒の事典…
下村敦史『アルテミスの涙』
20作目 『闇に香る嘘』(講談社)で第60回江戸川乱歩賞を受賞してデビューし…
直島 翔『転がる検事に苔むさず』
自己都合的な仮説「読めれば書ける」は本当か 本の話です。かれこれ三十数年前、…