熱血新刊インタビュー

高瀬隼子『いい子のあくび』
覚醒へ 『おいしいごはんが食べられますように』で芥川賞を受賞した高瀬隼子は、…
小田雅久仁『禍』
幸せな人生は退屈? 実に九年ぶりとなった三作目の著作『残月記』で昨年吉川英治…
五十嵐律人『魔女の原罪』
裁判でなければ解決できないもの 第六二回メフィスト賞受賞のデビュー作『法廷遊…
須藤古都離『ゴリラ裁判の日』
当たり前を疑う 面白ければ何でもアリで知られるメフィスト賞から、鮮烈な才能が…
菰野江名『つぎはぐ、さんかく』
心がちぎれる 第十一回ポプラ社小説新人賞を受賞した菰野江名のデビュー作『つぎ…
永井紗耶子『木挽町のあだ討ち』
物語らしい物語を 江戸の商人を題材とした『商う狼』は新田次郎文学賞ほか三冠に…
岩井圭也『完全なる白銀』
なぜ登るのか 数学をモチーフにした青春群像劇『永遠についての証明』で第九回(…
高野和明『踏切の幽霊』
お涙はいらない ハリウッド級どエンタメ『ジェノサイド』で第二回山田風太郎賞お…
長谷敏司『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』
僕のための物語 人工知能に小説を書かせる試みを描いた『あなたのための物語』や…
古谷田奈月『フィールダー』
救われるために 純文学とエンタメの垣根を越えて活動する古谷田奈月が、三年ぶり…
荻堂 顕『ループ・オブ・ザ・コード』
「ポスト伊藤計劃」への解 「自分は生まれてこないほうが良かったのではないか?…
荒木あかね『此の世の果ての殺人』
謎の魅力 今年五月、ミステリーの老舗新人賞として知られる江戸川乱歩賞に荒木あ…
宇野 碧『レペゼン母』
分かり合いたい 和歌山で梅農園を経営する〝おかん〟がヒップホップという武器を…
ブレイディみかこ『両手にトカレフ』
希望の強度 エッセイ集『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が国民的…
浅倉秋成『俺ではない炎上』
俺は悪くない? 就職活動を題材にした『六人の噓つきな大学生』が二〇二二年本屋…
町田そのこ『宙ごはん』
親も成長する 孤独の持ち主たちが擬似家族を形成し、回復していく姿を描き出した…
朝比奈あすか『ななみの海』
いい大人になりたい 『憂鬱なハスビーン』で第四九回群像新人文学賞を受賞しデビ…
石田夏穂『我が友、スミス』
生きてるだけでユーモラス 第四五回すばる文学賞佳作を受賞し、第一六六回芥川賞…