新刊エッセイ

ツチヤタカユキ『前夜』
前夜前夜 『YouTube は元々、出会い系サイトだった』という話が好きだ。…
高見 浩『陪審員C-2の情事』
『陪審員C-2の情事』の味わい 人間だれしも──聖人君子でない限り──人生の…
今野 敏『ボーダーライト』
21年ぶりのオズヌ降臨 『ボーダーライト』には、呪力をあやつる謎の高校生が登…
佐野 晶『毒警官』
呑み会の天使たち 自宅のテーブルの上に、いかにも刷り立ての真新しい〝毒の事典…
下村敦史『アルテミスの涙』
20作目 『闇に香る嘘』(講談社)で第60回江戸川乱歩賞を受賞してデビューし…
直島 翔『転がる検事に苔むさず』
自己都合的な仮説「読めれば書ける」は本当か 本の話です。かれこれ三十数年前、…
長岡弘樹『教場X 刑事指導官・風間公親』
記憶に残る指導官 これまでの人生で、「指導官」と呼ばれる人物から何か教えても…
南 杏子『ヴァイタル・サイン』
追いつめられないでほしいから 主人公が女性医師でない物語を書いたのは初めてで…
はじまりの物語 子どもの頃、寝るまえに母から絵本を読んでもらうのが習慣だった…
渡辺 優『アヤとあや』
仮病で休んだ平日の午後 最初は、幼い子供を主人公に、ほのぼのとしてささやかな…
浜口倫太郎『ワラグル』
デビュー10年でついに書けた漫才師小説 僕は今年で小説家デビュー十年目なのだ…
あさのますみ『逝ってしまった君へ』
はじめて知る感情 2019年1月。一本の訃報が届きました。二十年来の友人では…
大貫智子『愛を描いたひと イ・ジュンソプと山本方子の百年』
母親として、女性として、生き方を学んだ5年間 思春期にさしかかった息子の声変…
夏川草介『臨床の砦』
コロナ最前線の砦から 本書『臨床の砦』は、コロナ診療の最前線を描いた小説であ…
長崎尚志『キャラクター』
十年、二十稿のシナリオから生まれた小説 画力は抜群だが、マンガ家として一本立…
佐々木裕一 『義士切腹 忠臣蔵の姫 阿久利』
忠臣蔵の執筆は時代小説作家の義務 題名は、ある編集者さんから言われた言葉です…
遠田潤子『緑陰深きところ』
二人の旅が皆様の心に残りますように。 高校生の頃、文化祭で有志が上映した「真…
東川篤哉『新 謎解きはディナーのあとで』
コロナ禍はミステリではありません このたび『新 謎解きはディナーのあとで』が…