秋の金魚

 激動の幕末から明治、日本の夜明けを切り開いた〈咸臨丸〉使節団に選ばれた二人の青年士官。時節に明と暗を分かつ二人のはざまに揺れる女心。  韮山代官江川太郎左衛門配下の俊鋭たちが、海に陸に日本の近代化をおしすすめる。そのエネルギーに翻弄されながらも、男たちの碇となる時代の女を描く。第2回小学館文庫小説賞受賞作。

小学館文庫シリーズ