土門 拳 古寺を訪ねて

土門拳の眼がとらえた寺院建築・仏像・庭園を凝縮した迫力ある写文集。

 ──ぼくは被写体に対峙し、ぼくの視点から相手を睨みつけ、そしてときには語りかけながら被写体がぼくを睨みつけてくる視点をさぐる。そして火花が散るというか、二つの視点がぶつかったときがシャ…

飛鳥時代の人と昭和の土門と今の私が、同じ仏様に感動している。

 渾身のクローズアップ写真と、写真家ならではの感性溢れるエッセイ。古寺を訪ねる土門拳のビジュアルシリーズ第三弾「京都編」。神護寺と高山寺、西芳寺、東寺と三十三間堂、平等院など、仏像・庭園…

愛してやまなかった室生寺、そして薬師寺、唐招提寺。

 昭和14年、はじめて室生寺を訪ねて以来40年近い歳月を古寺巡礼に費やした土門拳。  車椅子になっても撮影を続けた彼のライフワークより、クローズアップ写真を中心に選り抜き、写真家として…

土門の眼で訪ねる古寺ガイド

 戦前戦後を通じ40年にわたって古寺を撮り続けた土門拳。不世出の写真家の眼が見つめた日本の仏像や寺院建築のもつ美しさと強さを、ポケットサイズで最大限に再現するビジュアルシリーズ。  文…

小学館文庫シリーズ