僕の耳に響く君の小説

恋心と才能への嫉妬の狭間で揺れる青春純愛

 人気絶頂の女性作家、27歳の冬月朧が死んだ。朧が死んだ日、朧と大学文芸部の同期だった朔太郎は、朧に会いたいと言われていたがむげに断っていた。 二人は大学時代、お互いのために小説を書く…

小学館文庫シリーズ