小学館文庫

“鬼"上司との同居生活がスタート!?

  社員旅行で長崎に向かった遥香たち。同じ部署の長谷川係長とも観光地を巡ることになった遥香は、いつもと違う場所で長谷川係長との楽しい時間を過ごす。だが、長崎中華街のカフェで魔除けの掛け軸を見た直後、なぜか、長谷川係長の体に異変が起きてしまう。 最近、原因不明の体調不良が続いているらしい長谷川係長を心配した遥香は、同じ陰陽師である両親に相談することに。すると母親が意外なことを遥香に命じた。体調不良の原因がわかるまで、二人で同居しろというのだ!(ただし、式神による監視付き) 遥香は突然の展開に激しく動揺するものの、長谷川係長の部屋での同棲生活をスタートさせる。長谷川係長のかわいい一面を見てしまったり、寝起きの抱擁にドキドキしたり…と幸せな日々が続く遥香だったが、しだいに長谷川係長の様子にどこか違和感をおぼえるように…!? 長谷川係長、またしてもピンチに襲われる!? 兼業陰陽師と、ホンモノ“鬼"上司の物語、コミカライズも決定の大人気シリーズ、第六弾登場!  

仇討ち旅、究極の試練は蠍!?

 忠臣を殺された信州真田家の跡継ぎ・真田俊介らの仇討ち旅一行は、遂に有馬家21万石の城下町、筑後久留米に到着した。江戸を発ち、仇敵・似鳥幹之丞を剣術指南役に取り立てるという有馬家まで、遥かな旅路をともにしてきたのは、守り役の海原伝兵衛に、母の薬を求めて長崎に向かう女児おきみ。さらに、天才剣士・皆川仁八郎と入れ替わるようにして一行に加わった有馬家の姫君・良美と侍女の勝江。この間、俊介は真田家の継嗣問題で私心を抱く国家老・大岡勘解由が放った刺客に何度も命を狙われた。いよいよ九州に至り、長崎街道木屋瀬宿で同宿した佐助と名乗った旅人も、なにやら、いわくありげだ。大岡も似鳥と組ませるべく、新たな刺客を久留米に送り込んだに違いない。一方、本丸奥御殿に入った良美は、筆頭国家老・吉田玄蕃から父の藩主・頼房が蠍に刺されて人事不省に陥っていると知らされる。誰が大名家の藩主を狙ったのか。この期に及んで、似鳥はどんな手練手管を使って俊介に挑んでくるのか。良美が気を利かせて手配した薬は、おきみの手に届くのか。多事多難の旅に思いも寄らぬ試練! 手に汗握る傑作廻国活劇、まさかの大団円!

両親を殺した悪夢に挑む、シリーズ完結編!

 やっとのことで就職が内定したあかねだが、ヲタ森からブラック企業の可能性を指摘されて不安になる。元"夢売り"の姫香はすっかりメンバーに馴染み、スポンサー企業の令嬢である翠も加わって、夢科学研究所はかつてなく賑やかだ。そんな折、介護福祉施設で謎の感染が起き、心臓麻痺で複数人が死亡する事件が発生。悪夢による不眠を訴えていた彼らは、「次はおまえだ――」と呪いの言葉を吐きながら、人に襲いかかっていた。そして、施設へ調査に赴いたフロイトは、あかねを庇って悪夢に感染する。フロイト自身が被験者となった実験で、脳波から浮かび上がってきたのは、世にもおぞましい"顔"だった。フロイトは、両親を殺し、祖父が生涯をかけて探し求めていた悪夢の正体を突き止めることができるのか。夢の中で、かつてないバトルが繰り広げられるシリーズ完結編!!

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ちえもん
著/松尾清貴発売日:2022-01-07

歴史小説の新鋭による驚くべき書き下ろし!

 単行本発売時、各紙誌が大絶賛した傑作歴史長編!寛政十年(1798)十月、長崎湾の沖合で巨大オランダ船が座礁した。船は底部を大きく 損壊して浸水。浜近くへ曳航したが再び座礁、沈船となった。オランダ商館は長崎奉行所に積み荷の陸揚げを要請。奉行所は町方村方にまで浮かし方の工夫を募った。そこへ名乗りを上げたのは、周防の小村で生まれ、友とともに「自由」を追い求めたかつての少年の一人だった。「浜でのささやかな幸せなど、浦から離れられん跡取りたちに呉れてやれ。俺たちげな食み出し者は、この浦でろくな生き方ができんぞ。もっと欲張れ! 和主を誘うたのは、跡取りでなかったからじゃ。浦のくびきから自由じゃけ誘うた。いずれ、漁場を得る。櫛ヶ浜よりもっと大きな漁場じゃ。もっともっと稼げる浦の網元になれ」歴史作家・飯嶋和一氏は、本書に特別に寄せた推薦文でこう語った。「中心人物はいずれも海村の次三男である。家を継ぐ長男以外は『余計者』であり、穀潰しでしかない。‥‥既存の頑迷な社会システムに屈従して生きるのか。あるいはそれをくつがえすのか。‥‥くつがえそうとすれば、かなりの圧力が社会から加えられることになる。が、必要なのは勇気と知力だとこの小説家は語る。はかなく脆い夢や希望ではない、と」そしてまた、「この小説家は初めて過去の歴史的な素材を描くに当たって、あえて無名の、しかも地方の庶民を選択した。‥‥むろん負荷も、また力負けする危険も高い」日本初、巨大沈船引き揚げに成功した男の生涯!歴史小説の新鋭による驚くべき書き下ろし!

加藤清正が仕掛けた熊本城最大の謎に挑む!

 「諸国の城を見聞してまいるのだ!」江戸城の天守を再建すると言い出した八代将軍・徳川吉宗の鶴の一声で突然、御城奉行に任じられた旗本の一色駿之介。許嫁・結実との祝言を挙げる暇もなく、中間の金作を供として、涙ながらに肥後熊本へ出立する羽目に……。着いたら着いたで、公儀隠密に間違われるわ、人さらいに巻き込まれるわ、ついには藩主・細川家の御家騒動にまで足を突っ込むことになるわで……。『城下町事件記者』で活躍する遊軍新聞記者・一色駿作のご先祖様が難事件の謎を叩っ斬る!奉行から読むか、記者から読むか?「城下町・一色家シリーズ」の江戸時代版!

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ぷくぷく
著/森沢明夫発売日:2022-01-07

ひとつ屋根の下の「ふたり」、もどかしい愛

 あなたが辛い時はいつでもそばにいるよ・・・。都内で暮らしている、恋に臆病なイズミ。引っ込み思案なのは誰にも明かせない心と体の「傷」があるから。そんな彼女をいつも見つめているユキ。ひとつ屋根の下に暮らしながら言葉を交わすことはないけれど、イズミへの思いは誰よりも強い。もどかしい関係の「ふたり」の間に、新たな男性の存在が。彼はイズミの凍った心を溶かせる相手なのか、それとも傷つけてしまう存在なのか・・・。ユキの気持ちは激しく揺れる。そして孤独な「ふたり」に起こる奇跡とは……。読み終わったあと愛おしさが溢れて止まらないハートウォーミング小説!解説は人気ブロガーで作家のみしょんさん。

教授による教え子強姦事件は有罪か、無実か

 本作は、1973年に青山学院で起きた「教授による女子学生強姦事件」の真相を、元新聞記者である著者が執念をもって追いかけた45年の集大成となるノンフィクション。青山学院法学部・春木猛教授(当時63歳)が、教え子の同大文学部4年生の女子学生へ、3度に亘る強制猥褻・強姦致傷の容疑で逮捕される。春木教授は懲役3年の実刑が確定し、一応の決着とされるが、教授自身は終生「冤罪」を訴え、無念のまま亡くなった――事件当時、新聞記者だった早瀬氏は、事件の裏にある、女子学生の不可解な言動や、学内派閥争い、バブル期の不動産をめぐる動きなど、きな臭いものを感じ、45年かけて地道に取材を続けます。有罪なのか、冤罪なのか、事件だったのか、罠だったのか……。本書は、その取材の記録と、早瀬氏なりの「事件の真相」に迫る作品。小説家の姫野カオルコ氏による文庫解説も必読です。

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森から来た少年
著/ハーラン・コーベン訳/田口俊樹発売日:2022-01-07

井上順さん絶賛、米国1位の傑作サスペンス

  ある日忽然と姿を消した、いじめられっ子の女子高生ナオミ。冠番組も持つ豪腕弁護士のヘスターは、ナオミの同級生である孫のマシュウから、彼女の行方を捜してほしいと相談を受けた。何かを隠しているようなマシュウの態度を訝しみつつも、ヘスターは孫のために尽力を約束する。そんな彼女が協力を仰いだのは、幼い頃にたった独り森で育ったという過去を持つ、謎多き天才調査員ワイルド。しかし二人の捜索は予想外の過去をあぶり出し、やがて巨大な闇へと辿り着く――。 主役二人の秀逸過ぎるキャラクター、全く先の読めない展開、衝撃の事実……アメリカで刊行されるや、主要メディアで軒並み初登場1位を獲得。過去作品はNetflixで次々に映像化され、世界にその名をとどろかせエンタメ界を牽引する大ヒットメーカー、ハーラン・コーベンによる傑作サスペンス! 解説は芸能界きっての海外ミステリ小説ファン・井上順さん。

詩は音楽に恋してる

 収録作品は以下の通り。第一章「モーツァルトを聴く人」(1995年/小学館刊)19篇。第二章「絵本・ピアノのすきな王さま」架空の国を舞台にした「音楽」がテーマの傑作絵本(谷川+堀内コンビによる未刊行の作品/初出は、1981年。ヤマハが愛好家向けに配布した「ピアノ小読本」に収録された幻の絵本作品カラー32ページ)第三章「谷川俊太郎・音楽詩選」モーツァルトと音楽をめぐる名詩27篇(うち、二篇書き下し=「急がないモーツァルト」「いい天気」)。書き下しの一篇は以下の通り。    *急がないモーツァルト石畳の道に足音が響く/姿は見えないがモーツァルトだ/嬉しいことがあったのだろう/歩きに笑いがひそんでいる建物から女が出て来る/慇懃に挨拶してすれちがう/短い旋律が生まれかけたが/すぐ小さなつむじ風に紛れる永遠が日々の暮らしに微笑みかける/楽しみは哀しみに気づいている/ピアノの黒鍵と白鍵が/黒白を問わない和音を生む休止符に宿る人の心は/世界の喧騒を許している/地球が今日も自転している/モーツァルトは立ち止まらないこのオリジナル文庫は『音楽の肖像』の続篇として構想された。本文中に新発見の堀内誠一によるカット十数点も収録。40年の時を経て原画が発見された幻の傑作絵本をオールカラーで収録。2022年1月から全国各地で堀内誠一展開催される予定。

「初恋の味」はどこからきたのか?

 カルピスは、「初恋の味」として知られる国民飲料だ。約百年前、モンゴル高原で遊牧民に食されていた乳製品にルーツがある。発見したのは三島海雲。僧侶にして日本語教師、さらには清朝滅亡で混乱下の大陸を駆け抜けた行商人だ。日本初の乳酸菌飲料を生み出し、健康ブームを起こした。没後、半世紀近く経ち、三島の名は忘れ去られた。会社も変わった。だが、カルピスは今も飲まれ続ける。三島からすれば本望かもしれない。「国利民福」を唱え、会社の利益よりも国民の健康と幸せをひたすら願った。カルピスの聖地・モンゴル高原まで訪ね、規格外の経営者の生涯に迫った傑作人物評伝。――解説・片山杜秀氏

人間国宝の怪死。真相を知るのは文楽人形。

 人間国宝が殺された!被害者は『人形の豊国』当主・百舌目寿郎、熊本に住む文楽人形師だ。凶器は名刀〈ニッカリ青江〉による刺殺という。家族や弟子たちによる相続争いなのか?毎朝新報社熊本支局に着任したばかりの遊軍新聞記者・一色駿作は動揺する。まさかついさっき熊本城で偶然出会った老人が殺されるとは――。早速取材を開始すると、容疑者として東京の刀剣店『咲花堂』の女性店主・上条綸子が浮かんできたが……。『城下町奉行日記』で活躍する名門旗本・一色駿之介の血を引く子孫が怪事件の謎を解く!奉行から読むか、記者から読むか?「城下町・一色家シリーズ」の現代版!

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