大江戸恐龍伝

構想20年、渾身の伝奇時代小説遂に完結!

 "ニルヤカナヤから「ゑれき丸」で龍を連れ帰った、平賀源内。両国での龍の見世物は大成功を収め、将軍徳川家治も龍を見に来ることになったのだが・・・。  家治が龍見物にやってきたその日、龍…

龍の見世物の陰で、火鼠の一味が暗躍!?

 "伝説の島ニルヤカナヤにたどり着いた平賀源内一行は、龍に遭遇。その島では、二つの国が領地を巡って戦っていた。敵国に囚われていた方丈国の姫・ハンから、ニルヤカナヤ=蓬莱島の由来を聞き、す…

平賀源内、黄金の島でついに龍と遭遇!

 "琉球で出会った、自称江戸学者の老人、牧志朝典の案内で、秘密の祭りを覗き見た源内。そこで目蓋のない神女(ノロ)から、古の言い伝えを聞くことになる。  なぜ神女は目蓋がないのか? 遭難…

江戸へ戻った源内に思いがけない依頼が!?

 "江戸へ戻った平賀源内は、越後屋の主人・三津井庄右衛門から、船が難破し漂着した南の島に息子を探しに行ってほしいと依頼される。  唯一その島から帰還した水夫・弥太郎が言うには、向かうべ…

龍の掌とともに残された豊臣の秘事とは!?

 "江戸にもどった源内は、ついに「ゑれきてる」を復元。その一方で、浄瑠璃を書いたり、鉱山採掘をしたりと、さまざまなことに手を染めては、思うようにいかない自分の身を嘆き、窮屈なこの国を憂え…

龍に導かれた平賀源内の時空を超えた冒険譚

 物語の発端は、明和八年(1771)。平賀源内がゑれきてるを世に送り出す5年前のことである。時に源内44歳。高松藩を脱藩し自由の身となっていた源内は、大嵐のなか、肥後で巨大な龍骨化石に遭…

小学館文庫シリーズ