時代劇脚本の名手が贈る、入神の第17弾!
●第一話 初春祝言天保五年の正月、六平太は年礼回りの付添いに勤しんでいた。今日は木綿問屋信濃屋の主・太兵衛のお供だ。帰途、ならず者に乱暴されている商人を助けに入ろうとしたが、破れ菅笠を…
伝説の時代劇脚本家が贈る円熟の第16弾!
●第一話 日雇い浪人天保四年の冬、笹郷藩主の登城の列に加わるため、若党に扮していた六平太。乗り物とともに御成街道を進んでいると、不意に幾つかの黒い影が飛び出し、行列を襲いはじめた。立ち…
おとっつあんの仇は、あたしが必ず取る!
【第一話 おぼろ駕籠】三光新道で居酒屋『あかね屋』を営んでいるお栄が、相談があると『駕籠清』にやってきた。八年ほど前、お栄の亭主・東次を刺し八丈島に流された兄・増蔵が、ご赦免になって江…
正義の剣と溢れる人情、王道時代劇最新作!
色っぽいなぁ! 江戸の人情の機微と六平太の色気。酔いしれます。――女優・市毛良枝●第一話 深川うらみ節天保四年秋、材木商の娘らが徒党を組む「いかず連」に付添うことになった六平太。その会…
かぎ縄を武器に、おんな目明かし大活躍!
父、嘉平治の跡を継ぎ目明かしとなったおりん。『駕籠清』の番頭で祖母のお粂は孫娘に店を継がせようとするが、おりんは股引に着物を端折った鯔背な装りで町を飛び回っている。 ある日、叔父で売…
この親子愛は私の理想――瀧本美織(女優)
日本橋堀留の「駕籠清」の娘おりんは、番頭の祖母・お粂に早く婿を取り商売を継ぐようせっつかれている。しかし目明かしに憧れるおりんにそのつもりはなく、いざこざには真っ先に駆けつける始末だ。…
伝説の脚本家が贈る日本一の人情時代小説!
「私に同行して!六平太、あなたに守ってほしい」−−松坂慶子さん 第一話 剣友 相良道場の主・相良庄三郎に立身流『練志館』の代稽古を頼まれる。そこには同門であり、かつて共に稽古に…
伝説の時代劇脚本家が贈る落涙の剣豪小説!
石見国浜岡藩奉行所の同心頭・香坂又十郎の平穏な暮らしは一つの藩命により一変した。「謀反を企んだ脱藩ものを討て」。その相手とは又十郎の義弟で、勘定方の兵頭数馬のことであった。藩命を拒むこ…
女子供を狙う“あこぎ”は、赦せなくてね。
●第一話 幽霊息子 ある夜、刃物を手にした何者かに襲われた六平太。知らず知らずのうちに恨みを買ったかと思案するも、心当たりが見つからない。そんな折、音羽の顔役・甚五郎から、一人息子の…
割れる藩論に引き裂かれた夫婦の運命は?
「謀反を企んで出奔した、妻の実弟を斬れ」、石見国浜岡藩大目付・平岩左内から密命が下った。意に沿わぬが、逆らえるわけもない。同心頭の香坂又十郎は義弟・兵藤数馬を追うべく、藩を後にした。一…
不意を衝く殺人刀に付添い屋、危機一髪!
第一話 負の刻印 六平太は、行きつけの飯屋・吾作で、包丁鍛冶の政三と知り合った。吾作の主・菊次によれば、政三は三年前から雑司ヶ谷の鍛冶屋で働いているというが、詳しい身元は分からない…
『付添い屋・六平太』シリーズ著者最新作!
石見国浜岡藩奉行所の同心頭・香坂又十郎と妻・万寿栄の平穏な暮らしは、ある日突然、終わりを告げた。又十郎に万寿江の実弟を討て、との藩命が下ったのだ。江戸幕府にあって老中職を務める当代・松…
『付添い屋・六平太』に続く新シリーズ!
香坂又十郎は、石見国、浜岡藩城下に妻の万寿栄と暮らしている。お役目は、市中警護、犯罪の取り締まりや犯人の逮捕に奔走する奉行所の町廻り同心頭である。田宮神剣流の使い手であり、御前試合で十…
あの付添い屋が帰ってきた! 新章開幕!
第一話 春雷 秋月六平太は付添い屋をやめ、相良道場師範代を務めていた。ある日、飛騨屋母娘と舟遊びに出たところを破落戸に絡まれ、これを撃退。だが噂を聞いた口入れ屋に「隠れて付添い屋をし…
「私の懐刀にしたい奴!」−−近藤正臣さん
第一夜 冬の花 六平太と七年以上もなじんだ髪結いのおりきが音羽から姿を消して一年。かつておりきが可愛がっていた女郎の命日に、墓前には花が供えられていた。花を供えたのは、旅の男だったと…
打ち首獄門、市中引き廻しの付添い!?
第一話 犬神憑き 付添い屋の秋月六平太は、北町奉行所の同心・矢島新九郎から「打ち首獄門にかけられる罪人の、市中引き廻しに同道していただきたい」と依頼される。隠れ家を密告され捕らわれた…
武士の誇りとか恥とか持ち合せてねえんだ。
第一話 大根河岸 青物問屋「加島屋」の主人・幸之助から下赤塚にある富士塚までの付添いを頼まれた六平太は、片道四里半(18キロ)を同行することになった。ここ三、四年、幸之助は道中で体調…
この時代小説がすごい!2016年版第4位
第一話 残り雁 六平太は、夕闇のなか三人の侍に襲われている男を行きがかり上、助けた。狙われた男は、大身の旗本、戸田左近家中の高山金之丞。高山は、女郎と心中した戸田左近の身代わりにさ…
日本一の人情時代劇、第二部完結!
第一話 福の紙 六平太は上州から江戸見物にやってきた男三人組の名所案内をすることになった。そのうちの一人、和助が突然別行動をしたいと言い出す。江戸の紙漉かし屋に奉公していたころ、世話…
時代劇の大物脚本家が贈る、王道時代劇!
第一話 厄介者 六平太と相惚れの仲である、音羽の廻り髪結い・おりきが何者かに襲われた。六平太は、おりきの付添いを始めるが、おりき自身から「客にからかわれるからやめてくれ」と言われてし…