戦後混乱期の複雑な人間関係が事件の発端に
警視庁捜査一課の若手刑事・市橋大樹は、妻を早くに亡くした94歳の祖父・勝之介と同居している。その祖父の頼みで呉・広島の写真を撮るため、市橋は二日間の旅行に出ることになった。予科練卒業後…
秘境吊り橋で人気列車で女性秘書は狙われた
秘境祖谷渓で起きた謎の転落事件。そして四国土讃線を走る人気観光列車「四国まんなか千年ものがたり」の車内で起きた謎の爆発事件。2つの謎の裏で蠢く国際AI技術開発の闇を十津川警部が追う!最…
2億円のプラチナを巡る黒い陰謀を暴け!
あの日、豪華客船で何が行われようとしたのか――復興が進む宮城を舞台に、トラベルミステリの巨星が描く傑作推理小説。東日本大震災から5年が経ったころ、金華山沖の海底から豪華客船「グズマン二…
韓国と京都を結ぶ未解決殺人事件を追え!
余命いくばくもない無期懲役囚の堀友一郎が、突然十津川警部に会いたいと言ってきた。網走刑務所で対面した彼から、十津川は意外な依頼を受ける。それは、15年前に仙山線の八ツ森駅で知り合った愛…
伊予灘の絶景で死の直前に父が見たものとは
一人暮らしの老人が失踪、その後遺体で発見された。死の謎を解こうと父の足跡を追い始めた息子小菅明。十津川警部は小菅ととも捜査を進めていくが、生前に老人がカメラで撮影していた対象が事件のキ…
二十五歳の女性が連続して狙われる事件が!
女優の衣川愛理は、ロケ中の休日を楽しもうと、京都・嵯峨野のトロッコ列車に乗車した。そこで、見知らぬ男から席を替わらないと命の危険があると脅される。男と席を替わった愛理には、結局何も起き…
二つの殺人事件の背後に「戦争の亡霊」が!
女性カメラマンの夏川えりは、故郷の岐阜・高山へ向かった。高山から足を伸ばし、世界遺産の白川郷、さらにその奥の無人の村・R村へたどり着いた。実は、祖母・夏川勝子は太平洋戦争末期に従軍看護…
十津川シリーズの秀作五作を収めた短編集。
十津川警部シリーズには、多くの長編とともに味わい深い短篇も多い。本作は、東北地方を舞台にした秀作5作を収録しています。 「ゆうづる5号殺人事件」は、東京駅に着いた東海道新幹線で忘れ…
太平洋戦争の悪行が70年後に暴かれる!
浜名湖の湖岸にある「フジタ浜名湖地震津波研究所」のビルが炎上し、そこから男の焼死体が発見された。男は、主宰者の藤田武。妻の美里には、何のために武が死んだのか分かっていた。 時代は一…
トレインジャックした主犯の男の正体は!?
京都を出発した特急オーシャンアロー17号。その列車には、次期駐日大使のウィリアム・コテッティ、その夫人と娘、それに白浜に向かう十津川警部の妻直子と叔母の美津子も乗車していた。異変に気づ…
殺人請け負いグループの暴挙を暴け!
ファミリーレストランチェーンの社長・岡崎秀明が誘拐された。犯人は、身代金を要求することもなく、岡崎に相応の請け負い料を支払ってもらえれば、敵対する人物を消してみせると持ちかける。悪魔の…
ロケ中の殺人と大臣の死にどんな接点が!
同棲中の谷村有子と葛西信は、売れない役者同士。ある日有子は、渋谷で自動車運転免許証を偶然拾った。それは、今人気の女優新藤美由紀のものだった。免許証に記された新藤美由紀の本名は、同じ読み…
連続予告殺人に十津川警部が挑む!
東武浅草駅のコインロッカーから、位牌の入った木箱が発見された。位牌には名前と10日先の日付が入っており、箱の底には特急スペーシアの写真もあった。予告殺人を警戒した十津川警部と亀井だった…
先輩刑事の復讐を十津川警部は防げるのか!
先輩刑事だった木村が定年を迎え、故郷の小樽に帰っていった。その頃、上野公園で女性の死体が発見され、調べを進めていった十津川は、木村との関わりを注視する。木村は高校生の時に亡くなった父の…
ロボット開発に関わる二人の死の真相を暴け
昭和精密機械の技術者、早川啓介の遺体が東尋坊で発見された。旅館には遺書が残されていたが、父親の雄介は息子の死に疑問を抱く。人型ロボット開発の中心人物として仕事は充実しており、プライベー…
日本刀による連続殺人。動機に潜む謎とは?
全国剣道大会で優勝した現職刑事の横井哲は、優勝したお礼に鹿島神宮に木刀を奉納し、続いて水戸に行った。そこで持っていた木刀が盗まれ、殺人事件に巻き込まれる。 舞台は一転して、東京の上…
十津川警部、新たな事件のため南紀白浜へ
東京池袋署の刑事・伊熊武敏は、会社社長未亡人殺人事件を担当していたが、独断専行を指摘され、上司から非番を命じられ、南紀白浜へ旅立った。紀勢本線特急「くろしお19号」車内で、ひょんなこと…
小田原に住み、湘南ライナーで新橋の経済研究所に通勤する武藤の前に現れた美女・小早川恵。彼女は武藤に、週に1度、平塚にある自分のマンションで一夜をともにしてほしい、ただしセックスは抜きで…
財団法人〈日本の自然と伝統を守る会〉理事長が十津川と名乗る男に殺された。現場に残された血書“義によって天誅を下すものなり”。自らの名を騙られた十津川警部は驚き戸惑いながらも捜査に乗り出…
“望郷の殺人者を追え”——クラブホステス絞殺事件の捜査線上に浮かんだのは、なんと新宿署の警部だった。表題作「哀しみの余部鉄橋」をはじめ、山陰の温泉芸者殺人事件を解き明かす「十津川 民謡…