戦中派闇市日記

医学生作家となった山田風太郎誕生の2年間

 昭和22年〜23年。25歳の青年は東京医学専門学校(現在の東京医科大学)で試験と実習に追われる傍ら、前年書き上げて探偵小説専門誌に投稿した『達磨峠の事件』が入選、人生の大きな転換期を迎…

小学館文庫シリーズ