逆説の日本史

日本国民は大英帝国との同盟に狂喜乱舞した

  歴史ノンフィクションの金字塔『逆説の日本史』。文庫最新刊となる第25巻では、まず西洋近代化の流れのなかで進んだ文学、国語、唱歌に関する「文化大改革」について幅広く考察する。初代文部大…

「欧米列強」への仲間入りを果たせ!

  本書では、日本が世界の表舞台に躍り出ることになった明治中~後期を、痛快な“井沢史観"で読み解きます。 まず、明治新政府の「骨格」となった大日本帝国憲法が成立するまでの秘話に迫っていき…

日本文化の構造的欠陥を糺す!

 本書では、近現代史考察するための序論として「近現代史を歪める人々」と題したう1章を冒頭に特別に設け、日本民族が抱える最大の問題の一つである「バカトップ問題」について考察しています。 …

「維新の英雄」はなぜ自滅の道を選んだのか

 『週刊ポスト』誌上で四半世紀以上にわたって連載中の、作家・井沢元彦氏による歴史ノンフィクション『逆説の日本史』。文庫22巻より、いよいよ明治時代に突入します。  第一章「明治維新編」…

怒濤の「幕末年代史編」堂々完結!

 『週刊ポスト』誌上で好評連載中の歴史ノンフィクション『逆説の日本史』。ペリーによる黒船来航から始まった「幕末年代史編」最終章が、満を持して文庫化されました。  長州の高杉晋作が正義派…

覚醒した薩摩、目覚めなかった長州

 世にに言う「八月十八日の政変」で京を追われた長州は失地回復を狙って出兵を行なうも、会津・薩摩連合軍の前に敗走する。この「禁門(蛤御門)の変」以降、長州と薩摩は犬猿の仲となるが、その後、…

一発の銃弾が日本の歴史を変えた!

 幕府老中首座・堀田正睦は手を焼いていた。“水戸のご老公”こと水戸藩主・ 徳川斉昭が、日米修好通商条約の調印に断固反対だったからである。そこで堀田がとった手段は、朝廷から「勅許」を得て…

アメリカを怒らせた幕末日本のお粗末外交!

 "嘉永6年(1853)、アメリカ東インド艦隊司令長官マシュー・ペリー率いる“黒船艦隊""が浦賀に来航した。「突然」の来航に浦賀奉行所は慌てふためいたが、じつはペリー来航の情報は、これよ…

幕末前夜の「闇の歴史」を暴く!

 第1章では、東北地方から北海道、さらには千島列島まで、独自の文化を育んできたアイヌの歴史を照射する。和人が蝦夷地に進出する契機となった北東北の争いから和人の過酷な仕打ちに端を発した「ア…

家康の密命と家光の兄弟愛

 御三家水戸家に家康が与えた“密命”とは? 徳川家存続のための秘策を思想化した水戸光圀と、その思想が結果的に幕府を崩壊に追いやることになった歴史の皮肉を解き明かす第一章。さらに、将軍の子…

8代将軍吉宗は名君に非ず

 『週刊ポスト』連載の大好評歴史ノンフィクション第15弾! 本巻の主役は、御三家紀州徳川家から江戸幕府第8代将軍となった徳川吉宗。目安箱の設置、大岡忠相の登用など歴代将軍随一の名君と称さ…

家康が恐れた「大奥のキリシタン」

 若き日の徳川家康を苦しめた浄土真宗信徒らによる「一向一揆」。家康は約30万人に膨れ上がり勢力を増すキリシタンに「一向一揆」化の悪夢を見た。 折しも江戸城大奥では女中・おたあジュリ…

 文庫版発刊240万部を突破。いまや押しも押されもせぬ国民的ベストセラーになった“逆説”シリーズ最新刊。題して「天下泰平と家康の謎」、歴史はいよいよ戦国から近世の世となる。天下分け目の関…

 戦国乱世の三大英傑のひとり、世に“鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス”とその人性を表される豊臣秀吉とはいかなる人物であったか? その虚像と実像を解き明かし、信長亡き後、最大のライバル…

 「足利将軍義昭との抗争」「一向一揆はじめとする抵抗勢力の大虐殺」「安土城建設」そして日本の歴史史上最大の謎である「本能寺の変の真相に迫る」“破壊王”信長こそニッポンという国家像を描き、…

国民的ベストセラーシリーズ最新刊

 歴史ノンフィクションの傑作シリーズ 待望の文庫最新刊「戦国野望編」。日本史上最大の価値転換の時代を勝ち抜いた天下人の資質を徹底検証する。武田信玄の限界編「戦国最強の騎馬軍団と経済政策」…

 室町時代といえば足利尊氏が南北朝の混乱期を経て武家政権を確立した1336年から織田信長によって将軍足利義昭が追放された1573年までの間を指すが、本書は“天皇になろうとした将軍”足利義…

中世王権をめぐる戦乱の記をなぜ『太平記』と呼ぶのか?

 日本歴史史上、天皇という王権がこれほどまでに激震した時代があったろうか。王権をめぐって天皇家と、武力をもってのし上がった足利氏との争乱には多くの謎が秘められていた。たとえば、なぜ戦乱の…

危機管理能力欠如という現在日本の病理を掘り起こす

 「神国」ニッポンは元寇勝利の“奇蹟”により何を失ったのか?! 鎌倉幕府滅亡の背景を掘り起こしながら、責任の所在が曖昧で、危機管理能力が欠落しているという現代日本の病巣の淵源を明らかにす…

待望の第5弾。鎌倉幕府樹立への道程は『源源合戦だった』

 "源氏はいかにして平家を打倒し、武士政権を樹立していったのか。その解明の鍵は、""源源合戦""にあった。また、義経は「戦術」の天才でありながらも頼朝の「戦略」を理解することができなかっ…

小学館文庫シリーズ