戦中派焼け跡日記

昭和21年の日本を克明に綴った傑作日記。

 昭和21年。のちに山田風太郎として、さまざまな人気作品を世に送り出すことになる希代の物語作家は、そのとき、24歳の医学生だった。勉学に勤しみながらも、大量の本と映画に囲まれていた。 …

小学館文庫シリーズ