柳家小三治

最高峰40年の至芸が読む落語として完結

 DVDBOOK『落語研究会 柳家小三治大全 下』に収録された20席を三巻に分けて、読む落語として刊行した最終巻。『柳家小三治全集』『柳家小三治大全 上』の口演も含め既に8巻が刊行され、重版を重ねる巻もある人気シリーズが、ついに完結です。  人間国宝の高座は、絶品のマクラから始まり聴く人を小三治ワールドに引き込まずにはおかない至極の名品ばかり。それは、もちろん読み物になっても名作で、笑ったりホロリとしたり、江戸の人情に心地よく浸れます。  「あとがき」までも、名調子のマクラを聞いているようです。  −−東京・三宅坂での「落語研究会」の私の口演がDVDになるとき、せりふの本はついてるの? と聞いたら「ついてません」、「それじゃ作って」というのが、始まりでした「(あとがき」より)−−という小三治師匠。  その要望から始まって、なんと「落語研究会」40年分67席が、全9巻にまとまりました。  「本にしてみると、私の噺は結構面白いな」「内緒ですけど、私のネタ帳は、この『柳家小三治の落語』全冊・・・」(「あとがき」より)と人間国宝本人が語っているのですから、面白さは太鼓判!  収録演目:「一眼国」「うどん屋」「小言念仏」「宗論」「かんしゃく」「猫の災難」「茶の湯」

当代最高峰・小三治ワールドにひたる!

 いまも続く名落語会「TBS落語研究会」。その会での柳家小三治の高座を収めたDVD BOOK『落語研究会 柳家小三治大全上・下』のなかから、下巻に収録の6編を“読む落語”として文庫化しました。シリーズ第8巻の演目は、2000年3月〜2005年3月に口演されたもの。  2014年に人間国宝に認定され、落語界を牽引する現役最高峰の高座は、常にいっぱいで小三治ファン、落語ファンをいまも魅了し続けています。この6編は60代の名演で、その話芸は読んでも可笑しく、しかも深い味わいがあります。  小三治本人の入念な推敲加筆により、行間に繊細なニュアンスも読み取れてまるで高座が目の前に現れるよう。物語の面白さ、登場人物の魅力、情景など、徹底して追求する名人の至芸を、たっぷりご堪能ください。 解説は、京須偕充。演目ごとにわかりやすい用語解説もついています。 収録演目: 「山崎屋」「宿屋の仇討」「鰻の幇間」「長屋の花見」「蒟蒻問答」「野ざらし」

マクラもたっぷり! 人間国宝の読む落語

 落語界唯一の人間国宝・柳家小三治の名演を、本人の監修のもと“読む落語”としてまとめました。 「TBS落語研究会」として、約50年続く名門落語会での高座を映像化したDVD BOOK『落語研究会 柳家小三治全集』、『落語研究会 柳家小三治大全 上』に収録された高座を、これまで全6巻で刊行。『落語研究会 柳家小三治大全 下』からの20席を、今回7〜9巻の3巻に分けて刊行し、いよいよ完結となります。  7巻に掲載の演目は、「大工調べ」「転宅」「らくだ」「百川」「ミイラ取り」「金明竹」「素人鰻」の7席。  柳家小三治と言えばマクラ、マクラと言えば柳家小三治という、独特のマクラもたっぷり聴かせ、いえ、読ませます!  聴いても読んでも面白い、小三治の落語ワールドに浸って、江戸を感じてください。  噺に出てくる用語解説も充実、京須偕充氏の演目解説付きです。

マクラもたっぷり! 人間国宝の読む至芸

 いまも続く名落語会「TBS落語研究会」での、柳家小三治1991年〜2000年の高座7席を、“読む落語”として文庫化。25演目を収録した1〜3巻刊行から8年、待望する多くの声を受け、続刊の刊行を再開しました。 2014年に人間国宝に認定され、落語界を牽引する現役最高峰の名人の高座は、日本中の大ホールの落語会で待ちかねた小三治ファン、落語ファンを魅了します。その話芸は、読んでも味わい深く、また、思わず吹き出してしまうくすぐりどころも満載。 小三治自身が入念に加筆し、行間に繊細なニュアンスも読めて、高座が目の前に現れるよう。独特のマクラの語り口も忠実に文字に再現され、まさに口演を聴いているように心地よく楽しめます。 『落語研究会 柳家小三治大全 下』の22席も、『柳家小三治の落語』7〜9巻として2017年秋より刊行予定。ご期待ください! 収録演目:「意地くらべ」「富久」「寝床」「居残り佐平次」「二番煎じ」「明烏」「備前徳利」。解説:京須偕充。用語解説付き。

人間国宝 小三治の読む落語7選!

 いまも続く名落語会「TBS落語研究会」での、柳家小三治1985年〜’90年の高座7席を、“読む落語”として文庫化。25演目を収録した1〜3巻刊行から8年、待望する多くの声を受け、先月第4巻が刊行されました。 2014年に人間国宝に認定され、落語界を牽引する現役最高峰の名人の高座は、大ホールの落語会でもあっという間に売り切れてしまうほど。その話芸は、読んでも味わい深く、江戸庶民の生活が目の前に現れるよう。 独特のマクラの語り口も出来るだけ忠実に文字に再現され、口演を聴いているように心地よく楽しめます。 6巻は12月初旬発売予定です。 収録演目:「付き馬」「鼠穴」「青菜」「出来心」「馬の田楽」「あくび指南」「味噌蔵」。解説:京須偕充。用語解説付き。 4巻収録演目:「提灯屋」「長短」「錦の袈裟」「宗論」「猫の皿」「猫の災難」「景清」「禁酒番屋」 6巻収録予定:「意地くらべ」「富久」「寝床」「居残り佐平次」「二番煎じ」「明烏」「備前徳利」

人間国宝 柳家小三治の名演を読む!

 TBS落語研究会1970年〜1981年の高座8席を、読む落語として文庫化。2007〜’08年の『柳家小三治の落語』1〜3刊行から8年を経て、待望の続刊が、ついに刊行スタート。その間、2014年には、落語界では3人目となる人間国宝に認定され、ますますチケットが取れなくなった柳家小三治。誰もが認める現役の最高峰でありながら、さらに芸の極みを追い続ける噺家の名演は、文字で読めばまた味わい深く、江戸庶民の世界にぐいぐいと引き込まれます。 収録演目は、「提灯屋」「長短」「錦の袈裟」「宗論」「猫の皿」「猫の災難」「景清」「禁酒番屋」の8編。見事な江戸ことばの行間に、仕草と息づかいが目の前で演じられているように感じられ、小三治ワールドにたっぷり浸れます。 解説:京須偕充。用語解説付き。 5巻は11月、6巻は12月に発売予定です。 5巻収録予定:付き馬/鼠穴/青菜/出来心/馬の田楽/あくび指南/味噌蔵 6巻収録予定:意地くらべ/富久/寝床/居残り佐平次/二番煎じ/明烏/備前徳利

 TBSテレビ「落語研究会」での名演を“読む落語”として文庫化。十代・柳家小三治の、「鹿政談」「芝浜」「三軒長屋」「蛙茶番」「死神」「御神酒徳利」「厩火事」「千両みかん」「小言幸兵衛」の9席を収載。人情噺から艶笑噺まで、練りに練られた話芸を、あたかも目の前で話してくれているような臨場感で再現。落語ブームが言われるなか、物語の面白さ、人物の魅力を徹底して追求する名人の至芸をご堪能いただきたい。シリーズ完結編。

 TBS「落語研究会」での名演が“読む落語”になって文庫化。十代・柳家小三治の極め付け、「睨み返し」「長者番付」「粗忽の釘」「子別れ(上)(中)(下)」「お化け長屋」「藪入り」の8席を収載したシリーズ第2弾。口演に忠実な記述により、あたかも目の前で話してくれているような臨場感で、登場人物や情景が飛び出してくる。落語ブームが言われるなか、物語の面白さ、人物の魅力を徹底して追求する当代最高峰の至芸をご堪能ください。

 TBS「落語研究会」での名演が“読む落語”になって文庫化。十代・柳家小三治のおなじみの噺、「花見の仇討」「もう半分」「宿屋の富」「大山詣り」「三年目」「堪忍袋」「舟徳」「不動坊火焔」の8席を収載。口演に忠実な記述により、あたかも目の前で話してくれているような臨場感で、登場人物や情景が飛び出してくる。落語ブームが言われるなか、物語の面白さ、人物の魅力を徹底して追求する当代最高峰の至芸をご堪能いただきたい。

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