鈴木智彦

サカナとヤクザ
著/鈴木智彦発売日:2021-08-06

食べてるあなたも共犯者!決死の潜入ルポ

  アワビ、ウナギ、ウニ、ウニ、サケ、ナマコ……・「高級魚(サカナ)を食べると暴力団(ヤクザ)が儲かる」という食品業界最大のタブーを暴く。 築地市場から密漁団まで5年に及ぶ潜入ルポは刊行時、大きな反響を呼んだが、このたび文庫化にあたって「サカナとヤクザ」の歴史と現状を追加取材。密漁と取り締まりの過激な攻防戦を描く新章「“魚河岸の守護神"佃政の数奇な人生」「密漁社会のマラドーナは生きていた」を書き下ろした。 推薦文は『闇金ウシジマくん』『九条の大罪』の漫画家・真鍋昌平氏、文庫解説は『モテキ』『バクマン』の映画監督・大根仁氏。 本作はノンフィクションのジャンルを超え、日本のエンタメ最前線を走る人たちから絶賛されている。真鍋昌平(漫画家)「人の欲望は止まらない。ルールがあれば反則勝ちした犯罪者がぼろ儲け。知らないうちに自分自身が密漁者の共犯者。高級寿司の時価の舞台裏を犯罪集団に笑顔に拳は当たらない処世術で5年間も潜入取材して伝えてくれた勇気に泣けてくる」

全員死刑
著/鈴木智彦発売日:2017-11-07

狂悪すぎる獄中手記、まさかの映画化!

 2004年、福岡県大牟田市で4人連続殺人事件が起きた。逮捕された暴力団組長の父、母、長男、次男の一家に下された判決は、「全員死刑」。次男は獄中から、犯罪の一部始終を記した手記を送る。受け取ったのは、暴力団取材に定評のあるライター、鈴木智彦氏だった。  鈴木氏は、手記を読み本人に面会し、凶悪な犯行と実際の彼とのギャップに戸惑う。手記の中で〈今、生と死を分ける神的行為を行っているというスリル! 一度味わえばもう終わりだ、やめられない〉と快楽殺人者が、実際に会うと〈面会が終わって部屋を出る時は、いつも最後まで深々と御辞儀する。しだいに彼が極悪非道な殺人鬼であることを忘れそうになった〉という好青年の顔を見せる。事実、彼が4人もの殺人を犯したのは、一家を助ける「親孝行」のためだったのだ。この二面性により、本書は他の犯罪ノンフィクションと全く異なる異様な迫力をまとうことになった。  文庫解説は『果てしなき渇き』(映画『渇き。』の原作)などで知られる作家の深町秋生氏。

小学館文庫シリーズ