ポスト『ダ・ヴィンチ・コード』はこれ!
「事件の構図が明かされる物語後半‥‥ そこからの展開はロバート・ラドラムも真っ青の国際謀略活劇の乗りだ。」(本書解説より) ドイツ・ミステリーの新機軸となる、傑作エンタテインメント! (下巻あらすじ) ドイツ東部ではライプツィヒの市庁舎が爆破され、ミラノでは「最後の晩餐」が破壊された。 インターネット上では「黄金比」をもつ画像を破壊するウイルスが世界に拡散され続けていた。 FBI本部に召喚されたミルナーは急遽、長官から、ロンドンのワイズウイルス社でコンピューターウイルスの調査をするよう命じられる。 一方、神経美学者のヘレンは、ワルシャワのパトリック・ワイズとともにマドリードへ向かった。 プラド美術館でワイズの父親とヘレンの娘は落ち合うと思われたが、現地でヘレンは、娘に遭う代わりに犯罪に巻き込まれる。 ヘレンはこの時期、ルーヴルの修復センターに招かれていた。 それを知っていた老ワイズが、娘を救う条件としてヘレンに突きつけたのは、きわめて困難かつ最悪の罪をヘレンが犯すことだった。 「黄金比が諸悪の根源なのだ」——事件の糸は紀元1500年のフィレンツェにつながっていた。 プラドとルーヴル、二つの美術館に収蔵された双子の「モナ・リザ」、そして「モナ・リザ」制作にまつわる衝撃の秘密が明かされる圧巻の下巻!
『ダ・ヴィンチ・コード』に連なる傑作!
「よき『モナ・リザ』が悪しき『モナ・リザ』に永遠に取って代わられなければならない」(本文より) ドイツ・ミステリーの新機軸となる、傑作エンタテインメント登場! (上巻あらすじ) ボストンに住む神経美学者ヘレンは、ある日、見知らぬ男からの電話を取った。 その男、パトリック・ワイズは、自分の父親が失踪し、それにヘレンの娘が関与している可能性があると言う。 離れて住む娘が行方不明になっていると知り、ヘレンは手がかりを求めワルシャワにあるワイズ邸へ飛んだ。 同じ頃、メキシコの高級リゾート・アカプルコでは、ミス・アメリカの候補者全員が行方不明になる事件が発生。 FBI捜査官ミルナーが現地に向かう。 さらに同じ頃、ブラジルや中国でミツバチが大量死し始める。 原因は、ウイルスか? ミツバチがいなくなれば食糧供給は瞬く間に崩壊し、人類は飢餓に襲われる。 ワイズの父親の部屋でヘレンが見たのは、壁に貼られた娘の写真と、モニター上の緑の数列と文字列——コンピューターウイルスだった。 そのウイルスは「人類の生活の基盤を破壊する」と、パトリックは言った。 世界各地で同時多発的に起きる一連の事件に、果たして関連はあるのか、ないのか。 21世紀とルネサンス、ヨーロッパとアメリカ、時間と空間を往き来する、空前の「美」のミステリー!!