宮下洋一

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安楽死を遂げるまで
著/宮下洋一発売日:2021-06-07

理想の逝き方を探し求めて

 世界の医療現場で、安楽死の導入の気運が高まっている。超高齢社会を迎えた日本でも、昨今、容認論が聞こえてくるようになった。しかし、実態が伝えられることは少ない。安らかに死ぬ――その柔らかな響きに、欧州在住の筆者は当初懐疑的だった。筆者は、スイスの安楽死団体でその「瞬間」に立ち会い、またはアメリカやオランダで医師や遺族と話を交わすなかで、死に対する考えを深めていく。文庫解説で武田砂鉄氏はこう書く。――読後、あなたは自らに問うはずだ。私はどう死にたいのか、と。第40回講談社ノンフィクション賞受賞作にて、日本で安楽死議論を巻き起こすきっかけとなった衝撃ルポルタージュ。

小学館文庫シリーズ