金子哲雄

「命の始末」を綴ったベストセラーを文庫で

 「時間を忘れて一気に読んでしまった」「こんなに涙が止まらなかったことは初めてです」「これからも何度も読み返すと思う」「悲しいけれどあたたかい気持ちになりました」・・・ 世代、性別を越えて、異例ともいえる数の感想が今も寄せられ続けています。 突然の余命宣告。 絶望の中で、やがて彼は自らの「命の始末」と向き合い始める。その臨終までの道程は、とことん前向きで限りなく切なく愛しいものでした。 これは、41歳で急逝した流通ジャーナリストの見事な死の記録です。

小学館文庫シリーズ