僕の前に現れたのは、未来からきた君の幽霊
梅雨のある日。小学生のすばるは学校の近くで、未来からやってきたという若い女性の幽霊と出会う。アイハラコトナという名を名乗る彼女は、なぜかすばるのことをよく知っていて、「変わらないね、す…
“食いもん”と“幸せ”は、よう似とります
連続ドラマ化もされた美味しいミステリー最新作第五弾! もう一度あの「食」に出会えたら、彼の本当の気持ちがわかると思ったんです——。京都にある看板のない食堂には、思い出の味を求めて今…
殺人請け負いグループの暴挙を暴け!
ファミリーレストランチェーンの社長・岡崎秀明が誘拐された。犯人は、身代金を要求することもなく、岡崎に相応の請け負い料を支払ってもらえれば、敵対する人物を消してみせると持ちかける。悪魔の…
事故か暗殺か。大統領死亡を巡る法廷ドラマ
《ヘリコプターとは六万もの部品が編隊飛行しているようなものだが、実はどの部品もバラバラになりたがっているーー》(本文より) 嵐の夜に米大統領を乗せた専用ヘリコプター〈マリーンワン〉…
30万部突破のベストセラー待望の文庫化!
人間の絆が変質し、人との絆を大切にしなくなった日本社会にスピリチュアルな視点から一石を投じ、30万部を突破するベストセラーになって10年。著者のスピリチュアリスト活動30周年を記念し、…
心蕩かす悪の爽快感! 花村時代小説の至宝
時は戦国、下剋上の世。京都・相国寺近くある三好家の屋敷に、その男松永久秀はいた。得体の知れぬ出自でありながら、茶の湯に通じ、右筆として仕える野心家である。気に食わぬ者は容赦なく首を刎ね…
問題作復活! 落語界を揺るがした大事件
師匠に翻弄される弟子たちの悲哀と混乱、そして敬愛と憎悪のすべて。 「もう決めた、あたしゃ、伝家の宝刀を抜く!」 昭和53年、名人・三遊亭円生は、柳家小さん率いる落語協会の真打ち…
”人を殺す悪夢”の正体に挑むミステリー
ある会社員が、自宅マンションから謎の飛び降り自殺をした事件。ネットのオカルト板で、彼が見ていたのと同じ”悪夢”を繰り返し見る人がいる、という噂が広まる。森の中を逃げ回り、得体の知れない…
あなたの記憶のカケラ、いただきます——。
誰も知らない街の片隅に、ある日突然現れては消える喫茶店がある。いつも同じところにあるとは限らず、またいつも同じ姿をしているとも限らない。一度は訪れたのに、二度と近づけないこともある。こ…
英国全寮男子校で起こる事件を紅茶で解決!
英国パブリック・スクールの奨学生となった風森心。制服を買うお金も身寄りもないシンは「何を持ってなくとも、強い心さえあれば、どんな世界も切り開いていける」という、育った養護施設の園長の言…
第18回小学館文庫小説賞受賞、泣ける恋!
3月23日、僕は高円寺に引っ越した。駅を出ると、炭に焼かれる焼き鳥の匂いが鼻腔をくすぐり、路上ライブの弾き語りが響いてくる。僕の社会人生活がいよいよここから始まるんだと思いながら眠った…
遺跡調査で掘り出されるのは、事件の予感?
考古学専攻の田中灯里は、キャンパスに生えるたんぽぽを主食にするほどハードな極貧生活をおくる女子学生。遺跡発掘調査のアルバイトで学費を稼ぎつつ、食費を浮かせるために、人はいいが影の薄い西…
神保町から消えた名器を巡り殺人事件が発生
神保町のギターショップから消えた1億2000万円のエレキギター。それはアメリカのオークションで落札されたギブソン58という幻の名器だった。盗難にあった店のオーナーはその後謎の死を遂げる…
3月公開「坂道のアポロン」映画ノベライズ
一生ものの友達 一生ものの恋 ともに奏でた音楽 僕らの10年の物語——。 高校生の西見薫は父を亡くし、親戚の暮らす長崎県佐世保の町へ引っ越してきた。孤独を感じる薫だ…
演劇人生の核となった、泣き笑い留学日記
イギリスでの俳優教育の何百年にもわたる蓄積をもらってこようと、ロンドンのギルドホール音楽・演劇学校に留学することにした鴻上尚史氏。英語で行われる授業に備えてみっちり勉強し、準備は万全—…
川村元気脚本を、完全小説化!
「宝島を見つける!」とジャイアンたちに宣言したのび太は、ドラえもんのひみつ道具“宝探し地図”を使って宝島を探す。地図が指し示した場所は、なんと太平洋上に突然現れた新しい島だった。ノビタ…
本当の家族って?メガヒット作家最新作!
イギリス南部の海岸沿いの町に暮らすジェスは、清掃業とパブ勤めをかけもちしながら、10歳の娘タンジーと、別居中の夫の連れ子で16歳の息子ニッキーを育てる27歳のシングルマザー。生活は極貧…
最高峰40年の至芸が読む落語として完結
DVDBOOK『落語研究会 柳家小三治大全 下』に収録された20席を三巻に分けて、読む落語として刊行した最終巻。『柳家小三治全集』『柳家小三治大全 上』の口演も含め既に8巻が刊行され、…
「裏日本」の魅力満載、酒井版『陰翳礼讚』
常に時代を先取りする話題作を刊行してきた酒井順子氏が、”控え目だけれども鋭い光を放つ”日本海側の魅力を存分に伝えるエッセイ。 経済発展=幸福と、太平洋側を「表」として走ってきた日本…
多くの作家をも魅了した著者の最高到達点!
直木賞受賞後の会見で、著者は「勝手な想像ですが」と前置きした上で、 「『鳩の撃退法』の存在がなければ、今回の直木賞受賞は考えられない。あれで機運が熟したのではないか」 と語った。 …