小学館文庫

人足寄場が舞台の時代小説、待望の第2弾!

 小塚原刑場で、盗賊乙兵衛と捨十、鉦七の情婦お駒の処刑が行われた。逃げ延びた首領鉦七は、平之助と人足寄場に入った癸助への復讐を誓った。  その頃、江戸の町を嵐が襲った。人足寄場では、土…

僕はお金欲しさに小説書いてるんじゃない!

 「作家はいざパソコンを前にキーボードを打ちはじめると──いったん物を書く現場の時間の流れに入ってしまうと──原稿料のことなど忘れてしまいます。自分が書いている原稿を、より良いもの、より…

ロケ中の殺人と大臣の死にどんな接点が!

 同棲中の谷村有子と葛西信は、売れない役者同士。ある日有子は、渋谷で自動車運転免許証を偶然拾った。それは、今人気の女優新藤美由紀のものだった。免許証に記された新藤美由紀の本名は、同じ読み…

罠には世界を震撼させる陰謀が潜んでいた!

 若きカリスマ経営者の戸鹿野智貴は、ネット企業を急成長させ、注目の的となる。ところが、女性と行った異国の地で、謂われなき麻薬密輸容疑をかけられ、一気に転落。会社は清算に追い込まれ、全財産…

ビートルズを日本に呼んだ伝説の男とは

 「彼みたいな男が本当の日本人だ」とポール・マッカートニーが評価した伝説のプロモーター、永島達司。1966年に武道館で熱狂のコンサートを行ったビートルズを日本に呼んだ男が彼だった。米軍回…

〈本〉が〈物語〉が、私たちを呼んでいる

 《新刊書店で、あるいは古本屋で、作者も作品名も聞いたことがないのに、興味を引かれる本に出合ったとする。その本は確実に私を呼んでいる。手にとってしまう。レジに持っていってしまう。帰りの電…

現役最高齢ピアニストの、幸せ長寿のヒント

 "現役最高齢のピアニストとして活躍する、96歳の室井摩耶子さん。その自立した生活の中には、幸せな長寿のヒントがいっぱいです。  肺がんや父の介護など、つらい経験も「人生のずだ袋」に入…

「過去に戻れる聴診器」を使ってみたら…

 33歳の医師・早坂ルミ子は末期のがん患者を診ているが、「患者の気持ちがわからない女医」というレッテルを貼られ、悩んでいる。ある日、ルミ子は病院の中庭で不思議な聴診器を拾う。その聴診器を…

「僕僕先生」シリーズ作者新3部作第2弾!

 室長の枝田千秋を触媒にした「繭」システムを使って、ネット空間などに溢れるデータのなかから犯罪の兆候を嗅ぎ取り、その抑止を任とする未犯調査室。東陽銀行の支店長を狙った凶悪事件から、謎の集…

構想7年、「僕僕先生」作者新境地3部作!

 通島武志は、朝の通勤で混み合う地下鉄のなかでかつての部下、枝田千秋に出会った。しかし、それは偶然でもなんでもなかった。由あって一線を退いていたこの元刑事にとっての新天地が、警察庁の外郭…

恋はいつだって、ブサイクだ。

 業界大手の音楽会社に勤める主人公・吉山朗美(よしやまろみ・28)は、高校の同級生で、かつてはスーパースターだったロック歌手・絹川空哉(きぬかわそらや)が、社長からの契約解除の宣告に怒り…

覚醒した薩摩、目覚めなかった長州

 世にに言う「八月十八日の政変」で京を追われた長州は失地回復を狙って出兵を行なうも、会津・薩摩連合軍の前に敗走する。この「禁門(蛤御門)の変」以降、長州と薩摩は犬猿の仲となるが、その後、…

ゾンビが文芸界を侵食。大人気漫画小説化

 累計800万部大人気コミックス『アイアムアヒーロー』(花沢健吾・著)の映画化を記念して執筆された、朝井リョウ、中山七里、藤野可織、下村敦史、葉真中顕、佐藤友哉・島本理生という豪華執筆陣…

笑って泣ける! 最旬映画をノベライズ

 『怪盗グルー』シリーズ、『ミニオンズ』などを手がけたユニバーサル映画が送る最新作。 2017年3月17日公開の映画のノベライズです。アメリカでは2016年12月21日に公開され、第7…

人気コミック原作の恋愛ドラマを小説に!

 大手銀行に勤める高梨あすかは仕事ができる女。しかしその夢は、結婚して「専業主婦」になること。5年付き合った彼氏からのプロボース待ちだったのに、あっけなくフラれてしまう。落ち込む時間を惜…

追憶
著/青島武 発売日:2017-03-07

岡田准一主演! 映画「追憶」原作小説!

 二〇〇六年三月、王貞治監督率いる日本代表は、第一回ワールドベースボールクラシックで世界の強豪国と激戦を演じていた。同じ頃、北海道警察本部刑事部捜査一課の四方篤は、すすきののラーメン店で…

テレビ黄金時代の立役者たちが語る熱い証言

 「私の生きる道は“テレビ”だと思った」 〜森光子 若者らのテレビ離れが進んでいるといわれる今、テレビという媒体に必要なもの、ネット時代が忘れている大切なこととは?  永六輔、長…

謎解き×薀蓄が美味しい6皿のスープの物語

 元料理人の僕は、別れた恋人から奇妙な仕事を紹介される。それは、湘南に建つ古い屋敷で、一人暮らしの高齢のマダムのために、毎晩一杯のスープを作ること。報酬は破格だった。 屋敷で、僕はマ…

銀座鮨店に10年通ったバブル期OL物語

 80年代。都内で働いていた青子は、25歳で会社を辞め、栃木の実家へ帰る決意をする。その日、彼女は送別会をかね、上司に連れられて銀座の高級鮨店のカウンターに座っていた。彼女は、そのお店で…

「私の懐刀にしたい奴!」−−近藤正臣さん

 第一夜 冬の花 六平太と七年以上もなじんだ髪結いのおりきが音羽から姿を消して一年。かつておりきが可愛がっていた女郎の命日に、墓前には花が供えられていた。花を供えたのは、旅の男だったと…

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