♯MeToo時代の傑作歴史ミステリー!
現代以上に女性差別著しい、1921年のインド。パールシーの一族の出身で、ボンベイ唯一の女性弁護士のパーヴィーン・ミストリーは、女性であるが故に法廷に立てず、父親の事務所で事務弁護士とし…
「4マリ」の奇跡、再び。
昨日、僕は人を殺してしまったかもしれない—— 「強迫性障害」を抱える島津圭司は、毎晩恐怖に襲われ目を覚ます。今日も気づかないうちに、自分が誰かの「死」の原因を作ってしまったのではない…
現代の青年が突如、華夏国の皇子に……?
中国の古代遺跡を旅していた日本人の連城愁也は、その道すがら、現地で店を営む朝井侑次郎という青年と出会った。しかしその直後、愁也は暴走したトラックにはねられて瀕死の状態に。駆け寄ってきた…
鼠小僧のお宝を探せ! 笑劇珍道中第二弾!
鼠小僧のお宝を見つけ出せ! 大人気シリーズに続編登場!! 時は文政十三年(天保元年)、おかげ年。 無事におかげ参りの旅を終えた辰五郎、沙夜、三吉、代参犬の翁丸は、江戸に戻ら…
神鏡の欠片を宿した李成君の婚活の行方は?
「私は、なにがなんでも結婚がしたいんだ……!」 美しくも男まさりな李成君は、南天宮に仕える道姑。だが、その竹を割ったような性格とは裏腹に、彼女には理想の伴侶と運命的にめぐり会うこと…
二つの殺人事件の背後に「戦争の亡霊」が!
女性カメラマンの夏川えりは、故郷の岐阜・高山へ向かった。高山から足を伸ばし、世界遺産の白川郷、さらにその奥の無人の村・R村へたどり着いた。実は、祖母・夏川勝子は太平洋戦争末期に従軍看護…
日本アカデミー賞作家が描く愉快痛快珍道中
時は文政十三年(天保元年)、おかげ年。民衆は六十年に一度の「おかげ参り」に熱狂していた。 博徒である辰五郎は、深川の賭場で多額の借金を背負った夜、お伊勢講のくじに当たり長屋代表として…
イケメン侍のコンビが難事件を見事に解決!
剣術道場の若先生こと、瓜生清太郎は二十三歳。鍼治療で不在がちの老師範代わりに、毎日洟ったれの少年たちを指南している。 今日もみっちり稽古をつけてやると、清太郎の技を見て、「強い男と見…
《吸血鬼×殺人鬼》のダークファンタジー!
「令和の切り裂きジャック」と畏れられる殺人鬼・神無が、自分に愛を告げる女を手にかける理由は——相手の体を裂いてまで探しているものは、たったひとつだ。 「人は、誰かに対して『愛してる』…
ママが突然卒業宣言!?双子たちが大奮闘!
青山七恵が温めてきた懐かしくて新しい物語。 「ママは大人を卒業します!」とシングルマザーで小説家の母親が突然の宣言。 11歳の誕生日に大人になることを余儀なくされたハッチと…
イタリアの人の美意識を描く傑作随筆集!
イタリア在住の人気エッセイスト・内田洋子が描く、イタリアの人々の美意識をテーマにした最新随筆集。 ミラノ、ボローニャ、カプリ島、ヴェネツィア、プーリアの山村の日常生活の中に見つけた音…
ノスタルジックでやるせない傑作ミステリー
1978年12月、バルセロナの貧困地区で一人の少年が殺された。それから37年後、二人の男は偶然再会した。一人は人生の成功者として、一人は人生の落伍者として。彼らは幼い頃に親友として同じ…
「よろず相談」承る浪人、弱き者を救う。
弟に家督を譲り、浪人となって、陸奥から江戸へ出てきた青柳新八郎。 裏店にひとり『よろず相談承り』の看板を掲げ、なんとか食い扶持をやりくりしている。 今日は、妻の志野が姿を現しそうな…
マリコ流大河ロマン、血湧き肉躍る第2巻!
「小説の面白さに我を忘れる、あの感じをぜひ味わってほしい」ーー自身を作家へと導いた名作『風と共に去りぬ』を、林真理子がポップに甦らせる一人称小説第2巻! パリピ気質で男の子にモテる…
閻魔大王、歌舞伎町を駆ける!
49日間の休日を終え地獄へ帰ったものの、トラブル発生により、またしても現世にやってきた地獄の大王閻魔さま。再び人間の『大央炎真』となって、地獄の秘書・小野篁とともに新たな49日間の休暇…
西加奈子初期名短編を乃木坂46でドラマ化
午後から雨になった。東海道五十三次の絵なんかに出てきそうな、斜めに降る、細い細い雨だ−−そんな書き出しから始まるそぼふる雨のなか。様々なことが定まらない、二十代男女5人が、突然の死を迎…
震災後の福島で前向きに生きる高校生の青春
「男のフラ? なぜ俺が」。高校2年生の辻本穣は澤田詩織からフラダンス愛好会にスカウトされる。「穣の体が目当て」と言い切る押しが強い詩織に辟易し逃げていたが、帰国子女のイケメン転入生・柚…
ぼくは、自分の正義を貫くことができるのか
憲法九条が改正され、自衛隊に交戦権が与えられて初めての冬。航空自衛隊佐官のぼくは、千歳基地に配属され、妻の智恵子と官舎で暮らしている。しかし、智恵子は全く知らない。ぼくが、一万二千キロ…
塩の浜を血に染めた犬侍の凄絶な立ち合い!
元禄14年春、播州赤穂に向け、摂津を出港する千石船があった。船の名は蓬莱丸、乗組員は素性の知れない面々ばかりで、白い柴犬を連れた千日前伊十郎と名乗る犬侍まで乗り込んでいる。生類憐みの令…
誰かの夢の中に入り込めるとしたら?
毎晩、同じ世界の夢を見ることができるツキコ。一本の巨大樹を中心に、豊かな緑が広がるその広大な夢の世界には、ツキコ以外は誰もおらず、鯨や怪獣に似た不思議な生き物だけが静かにのんびりと動き…