太田和彦

飲むぞ今夜も、東京で
著/太田和彦 発売日:2022-12-06

広い東京を歩いて、辿り着いた良い居酒屋。

 東京は実に広く、名店といわれる居酒屋も数多くある。今日は、ぽつんと一つ赤提灯がともる町外れの居酒屋にしようか、地元に根付いた老舗の酒場にしようか…?いずれにせよ、長くその町に在る、言わば町の顔とされる居酒屋は「良い居酒屋」だ。もちろん、新しいがすでに老舗然と構える「良い居酒屋」もある。全国の居酒屋を訪ね歩き、居酒屋を「文化」に押し上げた第一人者の太田和彦氏が、東京の居酒屋に練りに練って、絞って絞って選り抜いた「良い居酒屋」数十件!!良い酒と良い肴で、じんわりと「良い居酒屋」にいる喜びを、この本で味わおう。

いい酒いい人いい肴。至福の旅のエッセイ集

 日本全国の居酒屋巡りを初めて三十余年である著者・太田和彦氏によるエッセイ集を、過去の再録作品と未発表の作品と併せ改めて編みました。をテーマに全国を旅歩き飲み歩き、辿り着いた至福の時をどうか読者の方も追体験して下さい。目次より一部抜粋します。「旅には旅の見どころあり」「旅の居酒屋、この一品」「ゆっくり滞在、町歩き」「人とのっで愛が待っていた」等々…あなたも、この本を片手に、居酒屋行脚の旅はいかがでしょうか??

月の下のカウンター
著/太田和彦 発売日:2021-03-05

お燗酒のようにじんわり温かい気持ちに

 太田和彦はふとつけたテレビや雑誌の中で実に心地よく居酒屋にいざなってくれる、そればかりか、一度この人と飲みたいなぁと思わせる魅力がある。今回はその大田和彦をもっともっと好きになる彼の本音やルーツまでがわかる一冊である。気になる居酒屋を取材して、紹介するまでの裏話もまるで、一緒に行っているかのような優しげな描写である。なかでも、椎名誠氏から依頼を受けて「本の雑誌」に掲載された、 『居酒屋「べからず」集』『居酒屋評論家の本音』『最後の晩餐の前日のメニュー』などは、まさにフアンが大喜び間違いなしであろう。かと思えば、故郷への想い、街歩き、旅のこと、父のこと、祖父のことなど太田和彦その人そのものをたっぷりと味わっていただける構成になっている。まるで御燗した日本酒がじわーっと身体に染み渡っていくような温かい気持ちになる叙情あふれるエッセイ集である。

酒を愛し、肴を楽しみ、人を愉しむ

 『太田和彦の居酒屋味酒覧』『居酒屋百名山』で知られ、居酒屋の本を何十冊も書いてきた「居酒屋の巨匠(本人豪語)」が、関西の優れた食雑誌「あまから手帖」から受け取った一本の電話———。「関西の居酒屋を取材連載しませんか」と。  電話口の太田和彦氏は…「あんたはん、よう知っとるつもりらしいけど、まだまだでっせ、まあ来てみなはれ(本人意訳)」と受け取り、果敢に関西の食文化へ挑む。  東京とはちがう肌合いの居酒屋、二の足を踏み、敷居の高さを感じる割烹、そして、酒場を描いた切り絵作家、故・成田一徹氏の作品を手に訪れた名店バー…これは、関西のより奥深い居酒屋文化、飲食文化への挑戦の物語である。

居酒屋の達人が巡って選んだ名店の記録!

 2008年春から2016年初夏まで、漫画雑誌『ビッグコミック』で8年間200回にわたって連載された「太田和彦のイケイケ居酒屋」の全話を加筆・再編集して文庫化!! その8年の間に、東日本大震災が起き、閉店を余儀なくされた店、場所や様子が変わった店もあった。それでも、長く続いている店や新たに生まれた店もある。気がつけば若い蔵元や杜氏が、若い居酒屋店主が出てきた。寂しさや諦めもあれば、喜びも希望も湧いてきた。人生捨てたもんじゃない・・・そんな気にさせてくれる居酒屋は、生きた日本の文化だ! 歳月とともに移ろう酒と肴を巡る四季折々のこと・・・居酒屋の人間模様を訪ね歩いた達人・太田和彦の、記憶に残したい軌跡の記録。 同時期発売の上巻と併せ、書を持ち居酒屋の旅に出よう!

居酒屋の達人が巡って選んだ名店の記録!

 日本の誇る大人のための漫画雑誌『ビッグコミック』にて8年200話にわたり連載した大人気コラム「太田和彦のイケイケ居酒屋」が、名を改め、満を持して文庫化!! 日本各地を巡った8年間の、四季折々に出会った酒肴や居酒屋への思いを語った名コラムを加筆・再編集し全話収録!なかには、残念ながら店を閉じてしまったところもあるが、それでも気がつけば若い蔵元や杜氏、そして若い居酒屋店主が出てきた。 歳月とともに移ろう酒と肴と居酒屋の人間模様を訪ね歩いた達人・太田和彦の、記憶に残したい軌跡の記録。 同時期に発売となる下巻と併せ、書を持ちいざ居酒屋の旅に出よう!!

小学館文庫シリーズ