落合信彦

ケネディ暗殺の「真犯人」は誰だ?

 ケネディ没後50年特別企画。 2013年11月22日でアメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディの暗殺から50年が経った。ダラスでの暗殺劇の謎に日本人ジャーナリストとして最も早く注目し、その真相に迫った落合信彦氏の衝撃作『決定版 二〇三九年の真実』を増補文庫化。 多くの証拠物件が政府により「2039年まで公開されない」と制限されている中、本書は丹念な取材と検証により数々の事実を暴いていく。 ・オズワルド単独犯行説の矛盾 ・重要証人の相次ぐ変死 ・不可解なダラスでのパレードルートの変更の裏側 ・説明がつかない「大統領を撃ち抜いた弾丸」の軌道 ・ケネディに恨みを持つマフィア・コネクションの存在 ・ある重要人物が暗殺当日のアリバイで「ウソ」をついていた ケネディ暗殺の背景にある超大国・アメリカの巨大な闇に迫った。

今も胸を打つケネディの名演説

 ケネディ没後50年特別企画。 2013年11月22日で第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディが暗殺されて50年となった。日本におけるケネディ研究の先駆者である国際ジャーナリスト・落合信彦氏が93年に上梓し、ベストセラーとなった『ケネディからの伝言』を増補文庫化。 本書はケネディ元大統領、そして68年に同じく暗殺された弟のロバート・ケネディ元司法長官の来歴・業績を2人の「言葉」を通じて振り返っていく。ケネディ兄弟の数々の名演説について、スピーチの英語原文と著者による日本語訳を併載。既得権勢力や社会の偏見と闘った彼らの言葉は、50年が経った今日もまったく色褪せていない。

 冷戦を終結させた希代のオプティミスト、R・レーガン。ネクラな独裁者S・ミロシェビッチ。権力にしがみついた裸の王様Y・アラファト。独裁国家に咲いた名花A・S・スー・チー。ベルリンの壁の崩壊で幕を開けた90年代、米ソ冷戦という歯止めを失った世界は、地域紛争というケイオスの時代に突入していた。国際ジャーナリスト落合信彦がこの激動の時代を演出した世界の巨人・奇人・変人に迫った。落合信彦20世紀レポートの集大成。

小学館文庫シリーズ