小学館文庫

好評につき待望の第三巻発売!

 吾郎が4年ぶりに、福岡から横浜に戻ってきた——!! 横浜に帰ってきた吾郎は、三船東中に転入し、昔の仲間である小森たちと再会する。 吾郎に出会い、野球のすばらしさを知った小…

ハワイの著名人に聞いた15のインタビュー

 絶滅しかかったハワイ語の復興をめざす語学教師、デビューした年に“ハワイ版グラミー賞”を受賞したミュージシャン、旅行者ならば一度は訪れるべきビショップ博物館の学芸員、大会受賞歴多数のフラ…

 サルバドール・ダリ。20世紀の画家の中でとりわけ異彩を放つスペイン絵画の鬼才。 生涯演じつづけた異端の人はいったい何をしようとしていたのか? 演じることのみによって新しい創造世界が生…

 「或る晩、横須賀線の下りの終電車で逢った親しい英国人のルイス・ブッシュが、シェトランド島に行って来た。何も無い北大西洋の孤島なんだ、でも何だか素晴らしい島だった。君も行ってみないか、と…

 時は1970年代。田舎町に住むヤンチャでムチャでワンパクな男子高校生と町の駐在さんが“あいかわらず”繰り広げるイタズラ合戦第6弾。 冬のある日、イタズラのため巨大雪だるまを作っていた…

 食が細くなった岡っ引きの岩蔵親分。それが人に言えない悩みを抱えていることだと桂助は見破った。岩蔵は、四千両を盗んで磔に処せられた御金蔵破りのふたりには、実は黒幕がいるのではないかと気に…

 創立5年目にして、楽天球団をクライマックスシリーズへと導き、その指導力をあらためて証明してみせた野村克也。 選手・監督として50年にわたる球界生活で得た原理原則を綴った伝説のメモ。…

 知らぬ間に麦畑に紛れ込み、はびこっていく毒麦のように、容赦なく人々の心をむしばんでゆく悪意の種子。その種子を蒔くのは、生まれついて悪しき人々なのか、あるいは無垢と見える我々自身なのか。…

 人はなにゆえ旅をするのだろうか? 作家・伊集院静がたった「1枚の素晴らしき絵画」にめぐり逢うため、スペイン・マドリードのプラド美術館から旅をはじめる。 まずは“黒い絵”シリーズの『砂…

人気歌人は究極のダメ男?爆笑と落涙の告白

 末期的日本国に生きる歌人、穂村弘(独身、39歳、ひとりっこ、親と同居、総務課長代理)。雪道で転びそうになった彼女の手を放してしまい、夜中にベッドの中で菓子パンやチョコレートバーをむさぼ…

 「あなたがお隣に引っ越してきてから、わたしの人生はまた乙女時代に戻ったかのような活況を取り戻しました」 竹本京子、20歳。右目の斜視にコンプレックスを抱く彼女が、就職を機に引っ越した…

 「これから送るのは、親しい友達にも話していないことだ。暗くなるけど、いいかな?」 「わたしは……今、この瞬間全身でスミオの話をきいてるよ。全部、話して——」 六本木ヒルズに暮らす大…

 「この数年間の平均をとれば、海外が1年に6回から7回で延べ日数が60日間、国内が約30回で、やはり60日間程度である。かくて私は1年の3分の1を、羈旅(きりょ)の空に過ごしていることに…

 「8歳の夏僕は最低な約束をした。だって知らなかったんだ……好きになっちゃいけないって。無駄だって。僕の人生にはタイムリミットがある」 8歳の頃、とある病院で出会った種田繭(たねだまゆ…

 輸入家具店店長の裕子は42歳、夫、娘と何不自由のない毎日を送っていたが、実母が認知症になったことから、その人生が大きく暗転する。母親の介護を巡る実兄との諍い、夫の隠された過去への不信感…

 キリスト教徒としての愛と許しのまなざしで、救いがたく弱い人間の生を見据え続けた三浦綾子。何気ない日常の中に垣間見える、底知れぬ闇を抱えた人間の弱さを描き出した作品群は、時を経てもいささ…

 東京・新宿中央公園で地場スーパーの会長・草野重二が他殺死体となって発見された。手がかりは、現場に残された「8」と思われるサインのみ。 一方、大和新聞東北総局遊軍記者の宮沢賢一郎は、青…

 時は1970年代。田舎町に住むヤンチャでムチャでワンパクな男子高校生と町の駐在さんが“あいかわらず”繰り広げるイタズラ合戦第5弾。町に新しくやって来た通学バスの運転手が乱暴なことに腹を…

 元実業団ラガーマンの桐生は仕事にも家庭にも中途半端な生活を送っている中年会社員。同点の末、くじ引きで負けた最終試合が忘れられない。そんな時、元マネージャーだった同僚の死を知る。「俺はこ…

 寛政の江戸深川に「三ツ木鮨」を構えた鮨職人・新吉は親方から受け継いだ柿鮨(こけらずし)の味と伝統を守るため、日々精進を重ねていた。職人の誇りをかけて、満足のいく仕事をする。それが新吉の…

小学館文庫シリーズ