小学館文庫

あの頃、路地裏にはいつもこどもがあふれていた

 土門拳は昭和20年代後半から30年代初頭にかけて、精力的にこどもを撮影した。みな貧しいけれど、生き生きと目を輝かせて遊ぶこどもが町に溢れていた時代。土門はとりわけ東京の下町のこどもを愛…

孫娘に戦争の真実を真摯に語る感動のベストセラーを文庫化!

 ニューヨークの高校に通う孫娘から分厚い手紙が届いた。歴史の授業で太平洋戦争を勉強することになったという。手紙は戦争を体験した祖父への質問状だった。「なぜ軍人の学校に進んだの?」「アメリ…

「従軍慰安婦」に続き「南京大虐殺」論争勃発!ゴーマンが冴える!

 教科書問題、従軍慰安婦問題に続き、「南京大虐殺」論争が勃発。知識人たちによる言論が迷走し、人々を疑心暗鬼の渦に巻き込むなか、我らがよしりんが吼える!「南京事件」のすべての論点を簡潔にま…

こんな歴史観があったのか! 魂で感じる、リアルな昭和史

 「なぜ西欧は、東洋の片隅の日本までやってきたのか」「もし自分がその場にいたら、戦争を止められただろうか」「なぜ日本は再び経済的な発展ができたのか」…本書は、世界の動きを丹念に追いながら…

日本人の歴史観を規定したラジオ原作本「眞層箱」の謎に迫る!

 これは一体「真相」か「洗脳」か!? 敗戦後、GHQ占領政策の一環として制作されたラジオ番組「眞相箱」。歴史の真実に巧妙に虚偽を散りばめながら日本の“犯罪”を日本のお茶の間に告発し続け、…

危機管理能力欠如という現在日本の病理を掘り起こす

 「神国」ニッポンは元寇勝利の“奇蹟”により何を失ったのか?! 鎌倉幕府滅亡の背景を掘り起こしながら、責任の所在が曖昧で、危機管理能力が欠落しているという現代日本の病巣の淵源を明らかにす…

全宗(小学館文庫)
著/火坂雅志 発売日:2002-05-10

医術が秀吉の天下を決めた!隠し名参謀の野望とは?

 時代歴史小説の旗手として注目を浴び、着実に秀れた作品を発表し続けている著者の傑作である本作品は、甲賀出身で比叡山に学び、師・曲直瀬道三を踏み台に豊臣政権の中枢に食い込み、秀吉の筆頭侍医…

入江泰吉のまなざしで見る、うるわしの大和の風景

 私たちは、犬の嗅覚をもって、入江さんの大和に対する愛情の深さを感じとっているのだ。それは郷愁といったような、甘ったるい感情ではなくて、今は大和の風景と心中してもいい、滅びても本望だと、…

硫黄島に散った栗林中将が留学の地アメリカから息子に伝えたこと

 昭和3年、軍事研究のためアメリカに留学した陸軍大尉栗林忠道が、幼い息子・太郎に書き綴った絵入りの手紙。その15年後、彼は総指揮官として赴いた硫黄島で玉砕する。留学先からの絵手紙と、戦地…

ウメ子
著/阿川佐和子 訳/阿川佐和子 発売日:2002-03-06

ン年前の子ども時代を舞台にした、著者初の長編小説。

 ウメ子は変わっている。ウメ子はふつうの子とちがう。初めて会った日から、みよはずっとそう思ってきた。ロビンフッドのような服装に、勇敢な行動。みよは、ウメ子の魅力に夢中になった。そんなある…

土門拳の眼がとらえた寺院建築・仏像・庭園を凝縮した迫力ある写文集。

 ──ぼくは被写体に対峙し、ぼくの視点から相手を睨みつけ、そしてときには語りかけながら被写体がぼくを睨みつけてくる視点をさぐる。そして火花が散るというか、二つの視点がぶつかったときがシャ…

 父が死んだ、私が長い間いだき続けてきたわだかまりを解かないままに……十数年ぶりに帰った郷里はなにを語りかけてくるのか。 セピア色の記憶の彼方からよみがえる思いがけない真実。初めて知る母…

南京事件の実相は?各界に衝撃を与えた問題作を復刻文庫化!

 一九三七年十二月、南京で何が起きたのか? 三十万人あるいは数千人といわれる「南京虐殺」の現場は、一体どうなっていたのか? 過去、「南京事件」の証拠、証言とされたものには多くの虚偽が含ま…

 仏の教えの核心『般若経』のエッセンスを262文字に集約した『般若心経』は、そのシンプルで強力なパワーで1300年の歴史を持つ大ベストセラーだ。「隅寺般若心経」は、その原型となった日本最…

飛鳥時代の人と昭和の土門と今の私が、同じ仏様に感動している。

 渾身のクローズアップ写真と、写真家ならではの感性溢れるエッセイ。古寺を訪ねる土門拳のビジュアルシリーズ第三弾「京都編」。神護寺と高山寺、西芳寺、東寺と三十三間堂、平等院など、仏像・庭園…

マッカーサーも認めた「東京裁判の不正」を問う不朽の名著復刻。

 「私は真実を真実と認め、正しき法を適用したにすぎない」。判事11名の中ただ一人日本無罪を主張した唯一の国際法学者、パール判事。国際法に拠らず、事後法によって行われた東京裁判を戦勝国によ…

愛してやまなかった室生寺、そして薬師寺、唐招提寺。

 昭和14年、はじめて室生寺を訪ねて以来40年近い歳月を古寺巡礼に費やした土門拳。  車椅子になっても撮影を続けた彼のライフワークより、クローズアップ写真を中心に選り抜き、写真家として…

100万人が共感し、感動したベストセラー文庫化!!

 そうやって、生きてきた——。家出、援助交際、AV出演……。人気タレント・飯島愛が自らの過去を赤裸々に綴った自伝的エッセイ。100万部を超えるベストセラーを記録し、台湾語版、韓国版も発売…

『台湾論』騒動渦中に発行停止となった問題の書よみがえる!

 近年、台湾では国民党主導による反日教育が改められ、日本統治時代を正しく評価する歴史教育がスタートした。ところが、日本では自虐史観という“虚構”が、日本人から「自信」と「誇り」を奪ってし…

「新しい教科書をつくる会」をめぐる言論界激震の一部始終!

 オウム、薬害エイズに続く第3の奇跡、それが「新しい歴史教科書をつくる会」だ。第4巻では、歴史を失って個をふらつかせる日本人を生み出してきたサヨクの自虐史観との戦いから「新しい「歴史教科…

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