小学館文庫

山越え、海越え焚火を囲み喰いに喰ったりあの味この味。

 タヌキ汁はなぜうまいのか? 猪肉はなぜ牡丹というのか? タケノコの地獄焼きとは何か? 古くからおなじみの食材をめぐっておなじみの焚火集団が大研究、大満足、大激論!! ご存じ椎名隊長率い…

私は一体誰なのか? 芥川賞作家が描く愛と暴力の逃避行。

 天使のような容貌と肉体を持ちながら生まれつき生理がない人妻・涼子は、大学の後輩の大島に好意を寄せられ、凌辱されてしまう。さらに、病院へ赴いた涼子は、自らの性の驚くべき真実を知る。異常な…

封印された歴史をウラ側から読み解く第4弾!

 "日本人の「平和意識」には、ケガレ思想に基づく偏見があり、特に軍隊というものに対する見方が極めて厳しく、「軍隊無用論」のような、世界の常識では有り得ない空理空論をもてあそぶ傾向が強い。…

吉田拓郎が本音をズバリと語った渾身のエッセイ集

 1992年に出版され、好評を博した『自分の事は棚に上げて』と、その続編『ふたたび自分の事は棚に上げて』よりセレクトした珠玉のエッセイ42篇を収録。拓郎の日々の生活を綴った第1章、知られ…

海外での経営活動、技術開発のヒントがいっぱい

 戦後ゼロから出発した企業を、「世界のホンダ」といわれるまでに育て上げた、創業者・本田宗一郎。日本人として初めて、アメリカの自動車殿堂入りを果たすなど、海外での評価の高い経営者であった。…

不遇な少女の洗礼までを語る三浦文学の名作

 北海道・旭川。浜野清美は母子家庭に育った。いじめにあい、大人への不信も募るなか、友達の事故死を目撃したのを黙っていたことや、母の愛人から弄ばれたことなどから清美は暗く無口な子となってゆ…

我々の住む国はなぜ「世界の非常識国家」になったか

 言霊(コトダマ)の国に「言論の自由」はない。日本人を支配する「言霊」信仰のもとでは、論理的な予測と希望的な観測が混同され、また、言葉を言いかえれば実体も変わると信じられている。これでは…

軍隊と平和憲法論争の原点は平安京にあった!

 「軍隊と平和憲法」論争の原点は平安京にあった・意表を衝く問題提起の根底にあるものとは、「天皇(家)および平安政府の軍備放棄というのは、日本史上極めて重大な、エポックメーキングな出来事で…

足利義満の秘められた野望を明らかにする

 "なぜ戦乱記を「太平」記と記したのだろうか? 後醍醐天皇の「遺言」に秘められたこととは。金閣寺に塗り込められた足利義満の「野心」。金閣「寺」の命名に秘められた義満「暗殺」の真相。義満暗…

日本人としてのアイデンティティを考える

 いま日本にはグローバリゼーションの波が押し寄せている。本書は、「ミカドの肖像」で大宅壮一賞を受賞した作家の猪瀬直樹と「敗者の精神史」で大仏次郎賞を受賞した文化人類学者の山口昌男が既存の…

代ゼミ師匠の“バカ偏差値が偏差値バカに勝つ合格術”

 受験界の常識をくつがえし、わずか四か月で偏差値を60以上も上げ、複数の名門大学合格を実現させた伝説の男│代々木ゼミナール人気ナンバー1講師・B野敬介の、体験的「超」勉強法+合格法。志望…

 なぜ聖徳太子に「徳」という称号が贈られたのか?そこには日本人特有の怨霊信仰との関わりが秘められていた。そのメカニズムを初めて白日のもとにさらしたベストセラーの文庫版刊行。 なぜ聖徳太…

激動の時代を描く三浦綾子の最新長編小説

 昭和16年、思いもよらぬ治安維持法違反の容疑で竜太は、7か月の独房生活を送る。絶望の淵から立ち直った竜太に、芳子との結婚の直前、召集の赤紙が届く。入隊、そして20年8月15日、満州から…

「ドラえもん」を美味しく読むスペシャルメニュー

 "国民的コミック『ドラえもん』を、より美味しく味わって読むための""なるほどメニュー""の数々。ドラえもん通に、腕によりをかけておおくりしよう。連載開始のうら話、タイムマシンの変遷、の…

人間の本質に迫る三浦文学の最高傑作

 昭和元年、北森竜太は、北海道旭川の小学4年生。父親が病気のため納豆売りをする転校生中原芳子に対する担任坂部先生の温かい言葉に心打たれ、竜太は、教師になることを決意する。竜太の家は祖父の…

音楽活動の伴走者が身近に見た等身大尾崎豊

 26歳で急逝した尾崎豊。1992年にロック・ミュージシャン尾崎が逝ってからかなりの時がたつが、若者が抱く苦悩や痛みをストレートに表現した名曲の数々はいまなお熱烈な支持を集め、また多くの…

日本人の「わ」の精神のルーツはここにあった

 「卑弥呼は天照大神だった!」日本史の常識を覆す大胆な推理で知的興奮を喚起したあのベストセラー初の文庫化。本書では、日本史の総点検をめざす著者の問題意識を読者に投げかけることから始まる。…

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