小学館文庫

モネは何を見たのか?フランス印象派を巡る旅文庫

 新古典主義アングルとロマン派ドラクロワ。常に対比される二人が本当に描きたかったものとは何か?このほかに世紀の児とよばれるジェリコー、安堵の画家コローと、来るフランス近代絵画の「印象派」…

人気ドラマ「相棒」待望の劇場版第二弾をノベライズ!

 前代未聞の籠城事件が発生。犯行現場は警視庁十一階会議室。定例会議に出席していた警視庁幹部総勢十二名が人質となった。密室の会議室から犯人の要求はまったく伝えられないまま、現場は機動隊とS…

大人気『ぼく駐』シリーズ第八弾!

 時は一九七〇年代。田舎町に住むヤンチャでムチャでワンパクな男子高校生と町の駐在さんが“あいかわらず”繰り広げるイタズラ合戦第八弾。 駐在にマタタビを仕掛けた罰で、駐在に集まってし…

海炭市叙景
著/佐藤泰志 発売日:2010-10-06

北の町に暮らす人々を描く悲運の作家の遺作

 「海炭市叙景」は、90年に自死を遂げた作家、佐藤泰志(1949−90)の遺作となった短編連作です。海に囲まれた北の町、「海炭市」(佐藤の故郷である函館市がモデルです)に暮らすさまざまな…

『バッテリー』著者による、感涙の家族小説

 稲穂が金色に輝き、風に揺れてシャラシャラと唄を奏でる山陰の秋。  娘の奈緒子、孫の嫁・美代子、曾孫・東真、近所の花屋の店員・史明の四人に送られ、九十二歳の松恵は息を引き取ろうとしてい…

のぼうの城 下
著/和田竜 発売日:2010-10-06

2012年秋映画化原作!戦国エンタメ大作

 「戦いまする」 三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻 負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城…

のぼうの城 上
著/和田竜 発売日:2010-10-06

2012年秋映画化原作!戦国エンタメ大作

 戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかに支城、武州・忍城があった。周囲を湖で取り囲まれた「浮城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約二万の…

竹光侍 二
著/永福一成 発売日:2010-10-06

竹光侍とは、何者なのか?

 神田界隈で、辻斬り事件が横行していた。 下手人と目されたのは、かたぎ長屋に住む浪人・瀬能宗一郎だった。 嫌疑を晴らすため、長屋の大家で元岡っ引きの与左衛門、そして旗本の御輿大三郎ら…

これぞ周五郎!江戸町人の哀歓を描く短編集

 現代劇から時代物、人生の暗部を冷徹に抉る重厚な作品からから軽妙洒脱なユーモアものと、ジャンル、作風を問わず多くの傑作を残した山本周五郎。時代物においても多彩な作品を残しましたが、何とい…

フランス絵画の巨匠を巡る読んで旅するビジュアル文庫

 比べるべきもののない都がパリだ〜詩人リルケがこう表現した芸術の都へと旅が始まる。「美の旅人スペイン編」に続く、フランス編のシリーズ第一巻。「一枚の素晴らしき絵画」に出逢うために作家・伊…

本の街・神保町を舞台にした青春恋愛映画の原作小説。

 交際を始めて1年になる恋人から、突然、「他の女性と結婚することになった」と告げられた貴子は、深く傷ついて、ただ泣き暮らす毎日を送ることになった。職場恋愛だったために会社も辞めることにな…

異能の音楽家が綴るエッセイ第二弾

 21世紀日本を代表するカルチャー・ヒーローとなった菊地成孔が、1996年から2004年の間に書いたさまざまな領域についてのエッセイ・評論をコンパイルし、その合間に新宿歌舞伎町のホテルで…

家康が恐れた「大奥のキリシタン」

 若き日の徳川家康を苦しめた浄土真宗信徒らによる「一向一揆」。家康は約30万人に膨れ上がり勢力を増すキリシタンに「一向一揆」化の悪夢を見た。 折しも江戸城大奥では女中・おたあジュリ…

人気歌人穂村弘、衝撃のダメエッセイ第二弾

 正義の味方はもういない。金利はまったくゼロに近い。高度成長期に育ち、バブル期に青春時代を過ごした40代独身男は、デフレとスタバとケータイに囲まれて、ぼろぼろの21世紀を生きている。永遠…

行動派作家のすべてが楽しめる珠玉エッセイ集

 若き日の東京の記憶、家族や仲間と暮らしてたいろいろな家のこと、愛すべき本のこと、大好きなビールや麺や味噌汁のこと。そして旅のこと。日本のみならず、地球各所の驚くべき風景から、出会った人…

映画化決定!「ちょんまげぷりん」待望の続編

 木島安兵衛が江戸に帰って八年が過ぎ、遊佐友也は十四才になっていた。コンビニエンス・ストアで万引きをした後、家に帰らず逃げ続けていた友也だったが、深夜、巨大な水たまり状の穴の中に吸い込ま…

累計25万部ヒットの大人気シリーズ、待望の第四弾!

 難関の入部テストをくぐり抜け、みごと名門海堂高校野球部へ入部した吾郎と寿也。  二軍、一軍へとはい上がるため意気込む吾郎たち。  しかし彼らを待ち受けていたのは“夢島”と呼ばれ…

ジャズピアニストが綴る夜の銀座の青春記

 日本有数の人気ジャズ・ピアニスト、南博が綴る、爆笑と感動の青春記。真面目なクラシック・ピアニスト志望だった南青年は、ある日ふと聴いたジャズに魅せられ、人生が一変した。小岩のキャバレー、…

稲尾からマー君まで、エース達を語り尽くす

 チーム浮上の鍵は「ピッチングスタッフの充実にあり」と語る知将が、投手陣の核となるエースの存在意義とリーダー論、さらには一流と二流の違いをつづる。稲尾和久、杉浦忠、江夏豊ら往年のエース達…

生き物と人間の深い関わりを描いた作品集

 夜の国道で道路の中央に蹲っている少年がいた。彼は、一緒に暮らしていた老人が死ぬ間際に残した言葉を守り、飼っていた蟹が海岸で産卵しようと移動するのを、命がけで守ろうとしていたのだった。そ…

小学館文庫シリーズ